箱根駅伝エントリーメンバー発表(創価大学)

昨日箱根駅伝に出場するチームのエントリーメンバー16名が発表されました。私が応援している創価大学駅伝部でも公式SNS上で発表していました。登録された16名は以下のとおりです。

【4年】小暮、吉田響、吉田凌、若狭
【3年】石丸惇、黒木、野沢
【2年】織橋、川上、小池、齊藤大、スティーブン
【1年】石丸修、浦川、齋藤一、山口

メンバーを見たときの第一印象としては、ソロモンくんではなく一筋くんが入ったのかというくらいで、それ以外は全日本大学駅伝後に行われた世田谷ハーフ、上尾ハーフ、日体大記録会、甲佐10マイルの結果を踏まえて選考されたという印象です。

ここからはエントリーメンバーを踏まえての個人的な意見による区間配置となりますので、区間予想が苦手な方はこれより下の内容には目を通さないでください。

それでは、私が考える創価大の箱根駅伝区間配置ですが

 1区 石丸惇
 2区 スティーブン
 3区 小暮
 4区 野沢
 5区 吉田響
 6区 川上
 7区 齊藤大
 8区 山口
 9区 吉田凌
10区 若狭

と考えています。もちろん目指すは往路優勝をした上で総合優勝です。

1区は、創価大がシードを取り始めてからは98回の葛西選手を除いて殆ど上位で襷を繋いでいます。榎木監督が就任してからは、4年生エースに任せることが多い印象なので小暮くんが最有力だと思いますが、石丸惇くんでも十分に任せられる走力はあるのではないかと考えます。本人も往路で走ることを希望していることから、往路1区か3区が有力だと思いますが、全日本3区の走りを見た印象だと、より良い順位で襷を繋ぐなら、前を追う展開になる3区より、途中まで集団走の1区の方が走りやすいのではないでしょうか。来年は間違いなくチームを引っ張るエース格の一人なので、ここでは先頭と20秒差以内で2区に繋げる走りを期待したいです。

2区は、何も問題がなければ昨年も66分台で走ったスティーブンくんが第一候補になると思います。全日本では本調子ではないにも関わらず区間2位と、出るレースはトラック、ロードともに常に安定して結果を出しているので、箱根でも仮に1区で失敗したとしても、安定した走りでチームの順位をシード圏外からシード圏内、上位に押し上げてくれる役割も担えると思います。流石に國學院平林くん、青学黒田くん、駒澤篠原くんが前を走っていると彼らを抜いて先頭に立つのは厳しいと思いますが、他のシード圏を争う他大学との差はこの2区である程度開く展開になると思います。

3区は、97回で葛西選手が区間3位で走って以降は大苦戦している区間なので、榎木監督も相当人選を考えていると思います。直近3年はここで区間順位を大きく落として1、2区で作った良い流れを手放しているので、創価大にとっては往路で最も重要な区間ではないかと個人的には考えています。この区間を任せられるのは、現状はどんな展開でも冷静な走りができる小暮くんか野沢くんしかいないと思っていて、下り基調の区間なので下りが得意な小暮くんに担当してもらうのがベストではないかと考えました。小暮くんに最低限求められるのは、上位の位置で走っているなら順位キープで、仮に1、2区を終えてシード圏争いの位置にいるようだとその順位を押し上げる働きだと思います。その走りができるのは長い距離のロードで創価大屈指の強さを持つ小暮くんしかいないと思います。ここである程度シード圏とはタイム差を開いておくと復路も余裕を持って走れるので、3区は本当に重要です。

4区は、昨年も走った野沢くんが最適任だと思っています。アップダウンが続く4区は野沢くんのロード力が最も生かされる区間じゃないかと。全日本でも単独走ながら8区57分台で走り切った走力は箱根往路でも十分区間上位争いをする力があると思います。懸念点は昨年のような寒い状況下だとどこまでやれるかくらいで、普通のコンディションなら区間5位までで走ってもらわないと困る選手です。昨年も2年生ながら任されたように榎木監督からも高い期待をかけられている選手だと思うので、何もアクシデントがなければ野沢くんがファーストチョイスかなと。三強になんとか1分差以内で5区に繋げれば最高の展開だと思います。

5区は、本人が熱望している吉田響くん一択でしょう。響くんに関しては出雲、全日本で圧倒的な走力を見せているので、平地区間の2区から4区でも起用すればおそらく区間賞争いはすると思うのですが、駅伝ファンは響くんが登り区間でどれだけのタイムを叩き出すのか純粋に見てみたい気持ちがあると思いますし、響くんの5区にかける想いを踏まえると、この区間は響くんが走ることで誰も異存はないでしょう。5区が暑くなるということはないと思うのでどれだけ寒さ対策ができるかでしょうが、日頃から緻密な対策を行なっている響くんも流石に同じ失敗はしないと思います。大学最後の箱根で本人が目指している山の神になってほしいですね。1分差で前の姿が見えればきっと響くんのリミッターが外れて会心の走りをするたら思います。

6区は、昨年素晴らしい走りをした川上くんに担ってもらいたい区間です。今回は本人も57分台のタイムを目標にしているので、昨年の経験を生かして、走力が上がった今年は57分台に乗せてほしいですね。川上くんは9月に不調がありましたが、その後の記録会や世田谷ハーフでPBを出したりと調子は戻ってきていると思うので、何も問題がなければ6区を走ると思います。山を計算できるのはシードを確保する上で本当に有り難いですね。山の5、6区は創価大のストロングポイントだと思います。この6区を終えた時点でほぼシード圏争いとは無縁になって表彰台が狙える位置で走っていたいですね。

7区は、直近の日体大10000mで28分30秒切りを果たした大空くんが走る姿を個人的には見てみたいです。昨年、今年と全日本では当日変更され三大駅伝では未だに出走はありませんが、2年世代の中でも5000、10000、ハーフと高い水準で持ちタイムを伸ばしてきていると思います。大空くんが下りが得意なのかはわからないのですが、3000mSCの選手はアップダウンに強いという印象なので、この区間で快走を見せてくれると思います。三大駅伝で走れなかった悔しさをぶつけて走ってほしいですね。

8区は、山口くんを推します。大牟田高時代から駅伝で外すことはなく、大学でも1年生ながら出雲3区7位、全日本4区8位と前評判通り安定した走りを見せています。長い距離になればなるほど持ち前の粘りが生きそうで、最後の坂も登りに強い山口くんなら気持ちで押していって最後まで安定した走りをしてくれると思います。直近の日体大10000mでも28分40秒台と順調に走力も上がってきているので、8区の区間賞争いもできるのではないかと思っています。

9区は、主将の凌くんに任せたい区間ですね。昨年はまさかの区間15位と苦しい走りになってしまいました。初めて三大駅伝、しかも出雲、全日本と最長区間を担っていたので疲れもあったかもしれません。今年は全日本7区では序盤のオーバーペースに脱水症状もあり区間12位と不本意な結果になりましたが、直近の日体大記録会は28分40秒台でまとめており、2度続けて失敗しないという本人も並々ならぬ気持ちを持っていると思います。ハーフ61分台の持ちタイムからいっても区間賞争いができる選手です。最後の箱根で会心の走りを見たいですね。

10区は、秋シーズンで安定した結果を出した若狭くんが想いを込めて走ってくれるのではないでしょうか。昨年は秋以降に調子を落とした印象でしたが、今年の秋は1500mからハーフまでいずれも安定したパフォーマンスを見せて、10000mでは28分40秒を切りました。レガシーハーフでも63分台にまとめ、満を辞して箱根メンバーに入りました。若狭くんの表情からも絶対に箱根で走るんだという気持ちの強さを感じていて、昨年選ばれなかった志村主将、石井副主将の姿を見て期するものがあると思うので、好調を維持して最初で最後の箱根路を走り切って歓喜のゴールテープを切ってほしいですね。

以上が、私が考える区間配置ですが、基本的には、往路は10000m28分20秒、ハーフ62分30秒を切っているか、復路は秋シーズン以降の走りや三大駅伝での内容を考慮して選択しています。色々な考えがあると思いますが、出場する選手は誰であれ応援する気持ちに変わりはないので、上に挙げなかった選手には期待していないという意味ではないので、そこは誤解のないようにお願いします。

小池くんに関しては万全であれば本来なら3区を走ってほしい選手なのですが、直近の甲佐10マイルはまだ調整段階という感じで本調子には程遠い印象なので、どこまで戻しているのか読めないので区間配置からは外しています。区間登録されたならエントリーメンバーより走れると判断の上でしょうから、区間エントリーが楽しみですね。

いいなと思ったら応援しよう!