大阪マラソン2025結果(創価大学)
昨日大阪で行われた大阪マラソンに創価大学から野沢選手が出場し、2:15:05の65位という結果でした。
他の大学生では、青山学院の黒田朝日選手が2:06:05の6位、早稲田の伊福選手がDNFという結果でした。
駅伝部公式SNSで野沢選手のレース後インタビューが発信されていたので確認しましたが、
・30kmまでは想定していたペースだったが、残り12kmでペースが極端に落ちた
・目標タイムはサブテン(2:10:00切り)だったこと
・来年度もマラソンに挑戦すること
が述べられています。
以前大阪ハーフ後の記事で、野沢くんで初マラソンでサブテン達成ができないなら、創価では達成できる選手が現れるのは難しいかなと書きましたが、今回の結果はタイム的にも惜しいというレベルではなく完全にスタミナ不足だったので、今後マラソンのための準備のアプローチ方法は改善する必要があるのかなと感じます。
今回の失速が大阪ハーフを走ったことが原因なら、大阪マラソン前に大阪ハーフを走らせた指導陣のミスですし、一年かけて準備をしてきた割には、箱根後〜マラソンに挑むまでのスケジュール選定から検討する必要があるというのは、正直色々な面で準備不足だったと言わざるを得ないというのが、厳しいですが私の意見です(黒田くんは箱根後に都道府県駅伝、宮古島駅伝と10km近くの距離を走っているので何が正解だったかは一概には言えないのかもしれませんが…)
大阪マラソンが野沢くんに初マラソンを経験させるだけの位置付けならここまで手厳しく書きませんが、野沢くんは大学卒業後も実業団に所属してマラソンで勝負したい選手のはず。今回の結果は、本人もこれまで得た手応えより取組むべき課題の方が大きいと感じた結果だと思います。
昨年の同大会で國學院の平林選手が当時3年で2:06:18で優勝し、今回も青山学院の黒田選手も誘導ミスさえなければ2時間5分台もありえた走りでしたが、青山や國學院は先日の別府マラソンでも若林選手、白石選手、高山選手が初マラソンでそれぞれサブテンを達成しており(早稲田の伊福選手は昨年延岡西日本マラソンで初マラソンでサブテン達成)、マラソンに対する強豪校のアプローチは現時点で創価の数段上をいっています。
今や大学生の初マラソンで2時間10分切りどころか学生トップクラスは2時間6分台から7分台、箱根で区間上位で走れてスタミナに自信がある選手は2時間8分台から9分台で走っている現状を冷静に分析してほしいですね。野沢くんはマラソンで2時間10分を切れる能力がある選手だと思っているので、今回のこの経験を来年に生かして、次は本人も納得できるタイムを出してほしいです。