昔の後悔

どの時代に生きても、
きっと苦しいことに変わりはない。
その苦しいの先にあるものを得た人物だけが
人生は素晴らしい と言う。

一度きりしかない人生をどう過ごすかを
真面目に考えたことはなかったなと。

口には出さないものの、
考えるだけの死にたいはいくらでもあった。

今はそうかと言うとそうではない。
ただ、生きたいとも死にたいとも思わない。
それだけで。

だいたいの考えるだけの死にたかった理由は
色々とやめたかったから。

顔が綺麗ではない、可愛くないという
自分自身にも、誰かにもかけられた昔からの呪い

勉強ができて何になるんだという
自分なりの弱い反発。

大好きだった人を失ったときの消失感。
最近また夢に出てきて、最悪の寝覚めを迎える。
まだ色濃く残って、消えない。

消えないんじゃなくて、消せないんだと思う。


他の誰かと話している方が楽しそうだったから
動画を見ていたときのほうが楽しそうだったから
だんだん黙っていったから
何か隠しているように見えたから

信じてるからって過剰に過信して
壊れたのは私だったけど。

歌が好きだった。
彼とよく歌うのが好きだった。
時々一緒に行くデートが生きがいだった。

彼が歌った曲を勝手にリストに入れて、
同じ時間を過ごしたような気になるのが日課だった

きっと彼は歌われるのが好きではなかったと思う。けど、知らずに続けた。

ただの自己満足でしかなかった。

好きだという、本心かどうかもわからないほど
狂った一方的な気持ち。

自己制御もできなくなって、
夜になっては泣いていた。

好きだと思う気持ちがあれば
恋愛は成立すると勘違いしてから
ずっと、ずっと間違っていた。

そんな私を許してほしいなんて思わない。

それ以上に傷ついているあなたに
私がどうこうする権利はない。

ごめんなさい。


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