こんな日。

図書の仕事があったから、
放課後は図書室にいた。

最近は、授業が終わり次第
図書館に行くのが日課になっている。

課題書が2冊。
残り一ヶ月を切った中で
読みきらなければならないことに対する
プレッシャーが心のどこかにある。

帰りに不自然な距離で後をつけられている
感覚があったが、多分それは気の所為だ。

今日はなんだか寒かった。

朝は暖かい布団の中を嫌々抜けて
何のために行っているのかが
最近また少しだけ分からなくなった学校に行く。

駅周辺で他校のカップルをよく見た。
正直、羨ましかった。
互いに楽しそうに話す横顔。
繋がれた両手の体温と時間。
誰にも侵すことのできない感覚の共有が
あるなんて、羨ましい限りである。

学生の恋愛を今しているのなら、
左手は寒くならずに済んでるのかなーとか。
そんな事を考えていた。

鼻にツンと残る、
強烈な排気ガスの匂いで
少し気分が悪い。

今日は2回も変なことで発火した。
いつもならなんとなく流せたことなのに。
日に日に積もる不安に、
感情は正直なんだと思っておく。

異常な重さのリュックで
いつの間にか猫背になってしまうのが嫌だ。
だらしない。

やりたいことが今日はやれなかった気がする。
気もなんだか疲弊しきっている。
家に帰ったらゆっくり休もう。