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アートシリーズ 若冲を超えろ!
こんにちは。今日は京都で開催されているこちらの展覧会です。
京都文化博物館で開催されている、石崎光瑤の日本画の展覧会。若冲を超えろ!のコピーが、阪急電車の中吊りで目にとまり、気になっていたのですが、ようやく鑑賞することができました。金曜日に実施されている、ナイトミュージアムの企画で、午後8時まで開館されていたので、京都の予定とうまく合わせて足を運ぶことができました。
作家はもちろん、作品もよく知らないまま見たのですが、鮮やかな色彩に圧倒されました。石崎自身は富山の生まれで、19歳で京都に出て、日本画の重鎮、竹内栖鳳に師事します。このあと、1916年からインドに旅し、かなり高い山に登ってるんですね。当時のシェルパとの写真や行程の記録なども展示されており、そちらも興味深かったです。若くて体力もあり好奇心旺盛だったようです。
帰国後に描かれた作品も、日本画なんだけど、異国の色彩感覚が感じられて、やはりインドに行ったからかな、と思いました。
金剛寺の屏風絵も、お寺以外では初公開らしく、色も鮮やかで、草花の立体感などは、やはり実物ならではで、ため息が出るほど綺麗でした。
若冲とのつながりは、石崎自身が、若冲が好きで、かなり影響を受けていたようです。絢爛の花鳥画、動物画のくくりでは同じジャンルになるかもですが、石崎の作品は、何となく、南国、異国の香がするな、と思いました。やはり見に行ってよかったです。
あと、入ってすぐに、彼が十二、三歳で描いた、昆虫などのスケッチがあるのですが、写真かというくらい精密で驚きました。観察眼、画力は生まれつきの才能ですかね。
京都では11月10日までですが、出身地の富山などにも巡回するみたいですので、機会ありましたらぜひ。
それではまた。