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飛び初め、乗り初め

Uターンラッシュが始まっている三が日明け朝の羽田空港、年末年始が9連休と騒がれた休みも残り2日だ。唐突ながら1泊2日で旅に行こうと思う。このタイミングから東京を出る人はそこまで多くなく割安で押さえられたクラスJの搭乗券、2025年の「飛び初め」はエアバスA350に導かれて福岡に旅立つ。

この後搭乗するJA06XJ

搭乗予定機の到着を見届けて保安検査場に、後ろにはJALのボーイング777-300ERが居るがJALのフラッグシップとして君臨してきたこの飛行機も遠からずエアバスA350-1000によって置き換えられる予定だ。この記事を執筆している時点では導入された13機のうち1機を除いてまだ日本にいるが、A350-1000は既に導入予定数の半分がデリバリーされている。777の姿を見られる機会も今後そう多くはないだろう。そして国際線A350は13機導入予定の1000型に加えて今後20機の900型導入が決まっており、A350シリーズはJAL全体で51機が国内外を結ぶ一大フリートを築く見通しだ。

都心を眼下に

🛫DEP:HND/RJTT
RWY05
🛬ARR:FUK/RJFF
RWY16
JAL JL313
(AS7437,BA4619,AM7738,HA5146)
Planned:1000−1205
Actual:1026−1155
Japan Airlines
🛩Airbus A350−941 A359
JA06XJ 405

https://flyteam.jp/registration/JA06XJ

乱気流の可能性もあると案内されていたが筆者の2025年初のフライトは至極スムーズなフライトとなった。巡航高度は24,000フィートだったから普段より少し低めと言ったところか。搭乗率の高い便だったが自席の隣は空席、しかも予約時は通路側の席しか空いていなかったのに搭乗前日にダメ元で確認してみたら運良く確保できた窓際席でいよいよ幸先が良い。機内でいただく朝食は羽田空港で仕入れた空弁、加賀屋監修ののどぐろちらし寿司だ。

JAL JA311J×スターフライヤー JA28MC

福岡空港に降り立つが、実はもう今日ここからどこに行くというような予定はもうない。ただ単に飛行機…というかエアバスA350に乗ってどこか行きたいというだけだったので後はホテルに行けばそれで良い。結局この時間からずっとスポッティングしていたのである。

ANA JA715A
ANA JA821A
JAL JA848J
J-AIR JA217J
JAL JA06XJ
JAL JA04XJ
Jetstar JA16JJ
J-AIR JA247J
ANA JA984A

ここで国内線側に珍客、長竜航空のエアバスA320neoが離陸前に国内線側にやってきた。国際線機材がこちらに来るのは(筆者が見る限りでは)珍しく興味深い。そしてボーイング787-10の後部胴体の長さは何度見ても印象的なものがある…

長竜航空 B-306A
JAL JA612J
JA04XJ 折返しの時間に
スカイマーク JA737X
ANA JA984A×FDA JA11FJ
Peach JA206P

しばらく撮っているうちに今年の始まりに相応しい飛行機もやってきた。ミャクミャクJETのJA252Jだ、気づけば大阪・関西万博も今年の春に始まる。どこかのタイミングで行ってみたいとは思っているのだがさてどうなるか…

J-AIR JA252J
FDA JA05FJ×J-AIR JA252J
J-AIR JA217J(おそらく四国から帰ってきたタイミングか…)
JAL JA10XJ
JAL JA07XJ
スターフライヤー JA26MC
Peach JA12VA
ANA JA741A
ANA JA741A
JAL JA09XJ

しばらく一休みしていると外はすっかり暗くなっていた、夜間撮影と洒落込み駐機中のJALとANAを1機ずつ撮って〆とする。

JAL JA02XJ×JAL JA04XJ
ANA JA751A

流石に寒い、ホテルに移動する前に空港のレストランでモツ鍋をいただき使い果たした体力をなんとか補ったし寝ることとしよう…駅が近く快適に過ごせるホテルだった。

客室内
JA10XJ 4Fデッキから眺める
ANA JA937A

朝、この後新幹線で帰るというのに懲りずに空港に来てしまった。寝起きにFlightrader24を眺めてみたところ初便にJA15XJ(JALのワンワールド塗装機)が入っているではないか、時間的に折返しの出発までは見られないもののせっかくならひと目見たいと地下鉄に乗り込んでいたのだ。

JAL JA15XJ

このJA15XJはJALのA350-900のうち座席数がより多い"X12"仕様となっている。具体的にはクラスJが少なく普通席が多い仕様で、どちらかというと羽田や伊丹から那覇便に使用されることが多いが羽田-新千歳・福岡に来ることもある。

ANA JA936A
JAL JA849J
FDA JA12FJ

いつの間にFDAのJA12FJはDAZNのスポンサー塗装になっていたのだろう…いやいや自分のアンテナが低かった。これは新年早々反省事項か。そうこうしているともう博多駅に行かないとならない時間だ。少しでも快適そうな列車をということで岡山まではこだまの指定席、岡山からは「静岡ひかり」に乗り換えてS work Pシートを使ってゆったり帰る。普段ならガラガラの山陽こだまもUターンラッシュのピークとなると途中何度か乗客の入れ替わりがあるとはいえなかなかの盛況ぶり、ホームのそこかしこでしばしの別れを惜しむようなシーンも見られる。

「のぞみ」に道を譲りつつ
小倉発車時はまだガラガラだった車内

「こだま」はまだ余裕があったものの「ひかり」はのぞみ号全車両座席指定化の煽りを食らってか特に新神戸から新横浜は通路までぎっしり、そんな中で座席そのものこそ普通車のそれとはいえプライベートスペースの広さはグリーン車に匹敵し、サイドテーブルもあるS work Pシートに腰掛けるのはなかなかの背徳感もとい罪悪感すら感じされる。人によってはグリーン車より安くこんないい席に座れてしまって良いのかとも思うようなこの席、是非ともおすすめしたい。

サイドテーブルの使いやすさ

今回の旅も最後まで中身ぎっしり、帰り道には(おそらく過渡期の珍しい仕様と記録されるであろう)フルカラーLEDに換装された60000系が出迎えてくれた。地元路線の5連化、今年はこれも大いに進みそうだ。遠くの出来事もいいが地元のこの様子もしっかり押さえておかねば。

珍しい区間急行

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