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【ライブ感想】BanG Dream! 12th☆LIVEDAY2 : MyGO!!!!!「ちいさな一瞬」

夏のアニメ放映が大好評を博しライブ3日前には1stアルバム発売、そして姉妹バンドとも言えるAve Mujicaにフォーカスしたアニメの続編が鋭意製作中…と本格始動から1年で大きく動きつつあるMyGO!!!!!、そのライブが3日間に渡る12thライブの中日に開催された。何を隠そう筆者自身単独ライブは初参戦で、どんなものかと期待しながら会場に向かっていった。

この記事の作成にあたりセットリストは下記のリンク先を参照している。

単独ライブは初参戦…なのだがMyGO!!!!!出演ライブ自体は11thの2日間の公演で既にその姿を見ていた、と言ってもその頃はまだキャストすら少なくとも公式では非公開だった時期。世界観をどう魅せてくるのか、過去のライブはパッケージ化された過去の分を見ていたにしても生で見ようとすると大きく変わってくるだろう…さてどんなものなのかと思いながら会場に向かう。

驚いたのは集まったファンの間から時折おそらくは中国語であろう会話その他が聴こえてきたこと。もちろん過去参加してきたライブも外国から来たファンがいただろうけど、ここまで意識したのは初だった。特に中華圏でアニメが特に注目されたということでその影響もあるのだろうか。
会場となる東京ガーデンシアターは初なのだが比較的後ろの席でも比較的ステージが近い、これにより様子がよく見えるのがだいぶ良いなと思った。ステージには開演から前半の間半透明の幕が下りており映像が投影されつつだったので演者さんの様子もある程度は分かるものの表情などの細かい部分までははっきりと見えない状態。

このような状況でまずは「無路矢」からライブが始まり続いて「名無声」、MCもアニメなどを彷彿とさせるようなテンションで気分を盛り上げてくれるし、しかも掛け合いも面白い。前半はカバー曲も多く盛り上げ重視といった雰囲気か、MyGO!!!!!はカバー曲として披露している曲を初期から歌ってみた動画として公式YouTubeチャンネルにアップロードしているので予習もしやすい。
ライブが近づいてきたタイミングで重点的に色々と聴いていたのもあってこの曲はここが見どころかといったようなことや現地で聴くとどうなるのかということに意識を集中させることが出来たように思う。

おおよそ半分程度が経過したタイミングで会場が暗くなりポエトリーリーディングになる、アニメ本編を思い出させる内容で会場内はさっきまでの盛り上がりが嘘のように静まりかえるギャップが印象的。そこからここまでの物語の全ての始まりとも言うべき「人間になりたいうた」がピアノバージョンで披露される。続いて幕がなくなりステージが一気に眩しく照らされての「詩超絆」はアニメ10話のカタルシスをこれでもかと再現してくれた、この圧倒される感覚は今回のライブの中でも最も印象的なところになった。1人ずつ音が増えていき互いを見ながら演奏していく様はただただ圧巻。

そこからは明るく照らされたステージでアニメの終盤を思い出すような曲が並ぶ、「詩超絆」の次の「迷路日々」の歌詞内には今回のライブタイトルが入っており、クライマックスを感じさせてくれた。

アンコールはアコースティックでの「栞」から、もうライブの時間も終わりというのを惜しむような浸る時間になった。そして告知では来年早々のライブツアーが行われるとのこと、老婆心ながらZepp Haneda公演は祝日で倍率がものすごいことになりそうだなと思いつつ…

最後はアニメOP曲の「壱雫空」そして「焚音打」、なるほどこのシンガロングは締めにとっておきのチョイス。初めてのファンなども多かったであろう中でもこれがあれば終わるときにはもう皆心は一つというわけだ。

今回はアニメ完結後初のライブというわけで、ライブ構成もアニメをどこまで意識するのだろうというようなところが気になった点だったのだが後半の物語性にはひたすら圧倒された。一部で言われているような「春日影」ネタだけど、これはおそらくアニメかゲームで一定の着地点に至るまでやらないのではなどとも思うが…MyGO!!!!!の物語を読み解く上ではAve Mujicaサイドのストーリーを見るのも必須になるだろう、これの将来も楽しみにしていきたい。

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