空の青さに気づく…(ゲストハウスヘルパー記録)
前回の投稿から約1ヶ月ですが投稿したのがずいぶん前に感じます。
というのもこの1ヶ月間でで担任していた子どもたちの卒業、4年間働いた教員を休職と濃い期間を過ごしていたからかなと思います。
そして書くネタは合ったのですが、どうも自分の中で消化しきれていない部分があり、なかなか文章に出来ない一ヶ月でした。僕が教員の仕事について文章にできるのはまだ先になりそうです。
休職期間がスタートし、現在僕が何をやっているかというと…
ゲストハウスでヘルパー
(数時間館内の清掃を行なう代わりに宿泊費が無料になる働き方)
を行なっています。
というのも、休職開始が4月1日~協力隊の派遣前訓練が4月16日~
というスケジュールなので僕には約2週間の空白の期間がありました。
そこで
「大学生の時から働いてみたかったゲストハウスで働いてみよう!」
と言う考えで、過去に宿泊したことのあるゲストハウスのオーナーさんにメールを送り、今にいたります。
現在、ゲストハウスでヘルパーをして数日ですが自信をもって
「この宿でヘルパーをして良かった!」
ということができます。(宿名や業務内容はまたの機会に書きます…。)
「良かった!」と思う理由はいくつかあるので今回はそれを記したいなと思います。直感的今感じていることは今後の人生にも大切なんじゃないかなと思っています。
「良かった!」と思う理由その①
「働く」「何かの役に立つ」という感覚
実は今回3月29日に最終出勤日を終えてから次の日(3月30日)にゲストハウスに来ました。ゲストハウスにに着いた当日の晩寝る前に
「無計画過ぎた…。もう少し余裕をもってきたらよかったかな…。」
と思ってしまった部分もあったのですがそれは杞憂でした。
いざゲストハウス内の掃除をはじめてみると、「やりがい」のようなものを早くから感じました。元々よく手入れされている宿の中の汚れてきている部分を見つけることやや、集めてみないと分からない埃を見つけてきれいにしていくことは気持ちの良いものでした。
また「4月1日から休職期間!はいどうぞ!」
と急に実家で何の縛りもなく過ごすとなると、しばらく時間が経った時期におそらくマイナスなイメージが浮かんできてゆっくり休めないと言う現象が僕の場合は起こっただろうなと想像しました。
実は自分の中で何となく教員を休職したことに若干後ろめたさを感じている部分もあるし、さらに4月なんて教員が一番忙しい時期ですから…
「友だちや同僚が必死で新学期を迎えようとしているのに実家で俺は何をしてるんだ…。」
と空白の期間の途中から勝手にメンタルが沈んでいったと思うんですよね。
だから館内の掃除を通して、過去にもお世話になって好きなゲストハウスの役に立てていることや、ゲストの人が快適に過ごせるよう、自分なりに丁寧に掃除し働くということは自分にとってこの期間を健康に過ごすための重要な要因だと感じました。(休職しているけど社会と繋がっている感覚)
さらに数時間働くというだけで生活リズムも整い、後ろめたさも消えて働いた後のフリーの時間に心置きなくフランス語の勉強や好きなことができています。酒もおいしく飲めています。(何なら昼から飲む日もあります。)
話は少し飛びますが、実は自分は同じことを一定期間以上続けると無性に飽きてくる質だということに最近気づいていたところがありました。
気づいたきっかけとなったのは、Netflixの「LIGHT HOUSE」というオードリーの若林さんと星野源さんのトーク番組です。その中で星野さんが
「同じことを繰り返せる人間とそうでない人間の2種類がいる。」
という発言をされていました。それを見たのは昨年のことだったのですが、その時から
「!!!」
となっていました。僕は振り返れば昔から同じことを繰り返すのが難しいタイプの人間だったので…。しかもそのことに度々後ろめたさを感じることがありました…。
また別の話になりますが、今年の2月にあったオードリーの東京ドームライブでの中で若林さんが
「体力作りのために最終的にUber EATSをやっている。」
という話されていて、それを聞いたとき無性にわくわくしました。
ゲストハウスの話に戻りますが、ゲストハウス内を清掃しているときに上の二つの話が頭に急に浮かびました。
「そうそう!この感覚!」
って思いました。たかが掃除かも知れないですが、僕にはとても大事な感覚をつかめた気がします。
でも多分僕のことだから、ずっとこの仕事をしていると飽きて他のことをしたくなるんでしょうね…。でも短期でこの仕事をさせてもらえるのは今の自分にとって、とても良いです。
「良かった!」と思う理由その②
「一日が長いことに気づく」
僕は日に2~3時間しか働かなくて良いスタッフなので昼からは完全フリーとなります。教員として働いていたときは通勤を入れると一日12時間以上仕事に費やすことが当たり前で、土日も教材研究やら何やらをしていました。
だから今はかなり時間ができ、不思議な感覚がしています。
良い意味で時間を持て余してます。自分が小学生の時に
「今日は何しようかな~」
って毎日考えていたあの感覚がよみがえってきました。
一日って長いんだなって思いました。
またまたここでも話が飛びますが…
そういえばイスラム圏を旅したときによく見たのですが、店先でず~っとお茶を飲みながら紙たばこやシーシャを吸って人と話しているおっさんがいました。あの人たちの感じ、今なら少し分かるかも知れないです。
たばこを吸う上に、人とたわいもない話をだらだらできるってめちゃくちゃ幸福度の高いことなんだなって思いました。僕も毎日2時間近くスタッフやゲストさんと会話をしています。(迷惑に思われてないといいですが…。)
「お金使って予定詰め込んで何かをする」もいいですが、
「特にやることもないから人としゃべる」これってもしかしたら幸福度を上げてくれる要因なのかなって考えるようになりました。相手してくれるスタッフさんやゲストさんには感謝でしかありません。
「良かった!」と思う理由その③
「様々な人との出会い」
これは言わずもがなです…。
これがあるから僕はゲストハウスが好きでよく利用するのですが、毎日ゲストハウスのラウンジ(共有のスペース)に入るとき
心の中で
「パルプンテ」
を唱えています。(知らない人はドラクエやってください。)
色んな出会いはありますが今日はめちゃくちゃな英語を使って、
21歳と25歳のドイツ人、60歳のアメリカ人と話しながら、
なぜか僕になついてくれた小学2年生(日本人)の相手をしていました。
毎日何かごちゃ混ぜで楽しいです。21歳のドイツの人はチェックインしてから3日間連続でラウンジに座って何をするわけでもなくみんなとおしゃべりをしています。多分彼もここが好きなんでしょう。きっと。
(あとラウンジでの出来事ではないですが、60年やっている地元のラーメン屋入ったとき、フランス人夫婦がいて色々あってその方たちと話をしていました。するとと日本人のおじさん2人も会話に入ってきて僕が通訳?的なことをすることになりました。するとおじさんたちが、僕とフランス人夫婦をえらく気に入ってくれてビールをもらったり、その方と来週飲む予定が決まりました。パルプンテが炸裂しています。)
良かった!」と思う理由その④
「空の青さに気づく…」
今回のタイトルに書いたことです。
僕がこのゲストハウスに来た初日、
スタッフさんが他のゲストさんと
「空が青いってことは当たり前じゃないからね~」
って話しているのが聞こえてきました。そ
れが僕の中でなんとな~くひっかかっていました。
次の日もそれがずっと頭に残っていたので、
お金に余裕はないけど時間に余裕がある状態だし、やることも特に思いつかなかったので近所の見晴らしの良い建物の屋上のベンチで寝転がって
5分ほど空をぼーっと眺めてみました。
すると…
「あれ?空ってこんな色してた?青すぎない?え?最近空をちゃんと見たのいつだっけ?」
みたいな思考が巡り、気づいたら笑ってしまっていました。
今回のことは人によって受け取り方が様々あると思います。
ある人は
「今まで仕事が忙しすぎて空を見る余裕なんてなったんだろうな~。」
と言うと思います。僕もそう思います。
でも僕がその時同時に思ったのは
「空が青いことに気づけたのは、仕事を頑張ってきたからだな。」
と思うことができました。仕事に一生懸命になっていたからこそ空の色を気にすることもなかったのだろうなと思い、そのことが何となく自分を肯定してくれたような気がしました。逆説的に言うと、
「仕事を頑張っていなかったら多分空の青さに気づいて笑うこともなかったんだろうな。」
と、
仕事を頑張っていなかったら、多分空の青さに気づくことはないし、まして空を見て笑うことはないんだろうと考えました。
何かすごく気持ちの良い瞬間でした。
(後でスタッフさんに『空の話』を聞くと、香港から来た方が「香港では工場の煙のせいでで晴れていても空が青くない。」という内容の話だったようです。ちなみに僕は自分の精神状態によって空の色の見え方が違うみたいなの話なのかなと勝手に思っていました。何にせよ「空が青いと気づける」ことは良いことです。)
うまくまとめられないけど、ゲストハウスのヘルパーを通してとても豊かな時間を過ごせています。
また何か気づいたら書きます。