その週暮らしもいいか

教科書的には長期的な思考と行動が推奨されているが、これはこれで思いの外辛い。
過去の嫌な記憶、将来の不安と希望、COVID-19を経験した今はことさらだ。
 
■その日暮らし
宵越しのカネは持たない、
というより持てなかったらしい、前時代の普通の人たち。
 
それほどではないのせよ、
後先をあんまり考えずに、毎日や今を大切に生きる、その日暮らし。
教科書的にはあんまり推奨されていないが、
これはこれで案外元気に生き抜く、秘訣かもしれない。
 
■その週暮らし
加齢のせい、COVID-19に振り回されたせいで、その週暮らしが、
現実的なのではと思うようになった。
 
働き過ぎ、怠け過ぎ、食べ過ぎ、偏った飲食、
それを1週間単位で調整しながらの生活でもある。
つまり、頭・体・心の健康や投資は毎日大きく変動するが、
それを1週間単位でバランスを取り戻す。
 
「三日坊主」+「三日坊主」、
それに休日1日を足すとちょうど1週間になるので、
その週暮らしの積み重ねはとても合理的。
 
どんな断続的な変化があっても、頭・体・心のバランスさえ、
しっかりしていたら、柔軟な復元力や適応力で生き残りできそう。
 
■その5年・10年暮らし
もっと長く、例えば5年・10年単位で計画的に生きる。
世間的・教科書的には推奨されているが、
長期的に後先考えていると、
過去の後悔、将来の不安と希望の重さで疲れてしまうのが普通の人。
 
さらに不快になるのが、なにかと取り沙汰される、
就職、結婚、住宅取得、老後、などの適齢期同調圧力、
年齢の脅しで、人生が刻まれてしまいがちなことである。
                        その43:2024/8/31

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