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フィリピンで法人設立編(コネ、賄賂?)1


ビジネス視点から見たフィリピンの特徴と自分も含めた多くの人の勘違い

フィリピン国民は明るく自由で、それに伴いビジネス環境においてもなんとでもなると思われがちですが、実際には融通の効かない場面が多く、なんともならないことがめちゃくちゃ多いです。

コネが重要?!

コネが重要と言われますが、実際にはコネが必要な場面は特にないと思います。あったとしても、それを使う所を間違えてしまうと、ビジネスを進めていく上では、後々取返しがつかない事になる可能性もありますので、そこは気を付ける必要がりあります。そもそも、コネがなくても完了できたものを、「コネがあったからできた」と勘違いしているケースが多いかもしれません。「コネがあったから」と言われても、実際にどこでそのコネが活用されているかの現場を見る事もなければ、証拠もないですので、それが本当かどうか?は分からないですよね。

賄賂が必要?!

何をするにも賄賂が必要と言われますが、税関、市役所の建築局を除けば、他は特に必要ありません。今後は汚職は減っていく傾向にあると思います。

長く続いている企業は、どうせコネや賄賂を使っているのだろうと思われがちですが、実際には長く続いている会社ほど、正攻法をとっていることが多いそうです。これは、私が実際にフィリピンにきて色々な人に長くおられる方や企業の方に必ず聞いている事です。

会社設立とは何を指すか?必ず知っておいた方が良い事

会社設立

フィリピンで会社設立といったら、通常は、SEC登記、市役所の事業許可、税務署の登録。この3点セットです。
但し、この3点が完了しただけでは、営業は出来ません。しかも、この3点も日本のように簡単にすんなりといく訳ではありません。
 フィリピンという国は縦割りの組織構造が当たり前なので、横の連携などは皆無と思って下さい。
また、このSEC,市役所,税務署ですが、日によって厳密には担当官によって対応が違う事も当たり前です。笑
そんな事日本ではあり得ないですよね。。。フィリピンではあり得る事なんです。私達も実際に経験済です。何人もの有識者の方に必要ないと言われていた書類が、やっぱり必要だ。書類がないから、あなた達の申請は認められない!!その後、日を改めて行ってみると、、、すんなりとOK!!日本では考えられないような事が当たり前に起こるのが、この国です笑

SEC登記、市役所(LGU)の事業許可、税務署(BIR)の登録

 上記の3点セットは、コンサルタントにお願いした方が良いと思います。
よっぽどフィリピンに詳しい、時間に余裕がある、収入がしばらく無くても大丈夫な人は、時間を掛けてゆっくりと進める事も良いのかもしれませんが、その道のプロのコンサルタントにお願いしても、各役所関係の対応が毎回変わるので時間が掛かります。高いお金を払って進めてもそのような事になる訳です。と言う事は、知識もあまりなく、良くわからない人にお願いしてしまうと、不完全な状態で設立出来た。と思ってしまったりと大変な事になる可能性が大です。
 私達の体験でお話すると、現地有名で、金額も非常に高いコンサルタントにお願いしました。が、そんなところにお願いしても、準備段階から含めて登記までに約7か月掛かりました。その期間、何度も何度も心が折れそうになりました。でも、その7か月で終わりではないというのが、この国の難しい所です。勿論、一生懸命やって貰っていたとしても、何とかなる事と何ともならない事があります。
 
 今から会社設立をお考えの方がいらっしゃれば、私達もお願いしている現地の会社様をご紹介させていただきます。魅力はありますが、本当に様々な事がころころと変わる国ですので、現地に精通している人達にお願いする事は絶対にした方が良いと思います。
 色々事情もある国ではありますが魅力はたっぷりです笑


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