🔰症状別漢方（肛門・泌尿器）尿の色の異常

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腎気が盛んになるのは冬

腎気は、冬になると盛んになると
言われています。

冬になるとすべての物は
深く隠れます。

冬はかたまる時で、腎精も
冷えて水がおおくなり、固まろうとします。

しかし、それでは体が冷えてしまい
ますから、腎の陽気が盛んになって
冷えやすい冬から腎を守ろうと
するわけです。

つまり、冬は腎の陽気を多くして
腎を温める作用を補うと良いのです。

温めるためには、酸素が必要です。
腎の中に、たっぷりの酸素を送れば
ミトコンドリアが活性し、代謝が
あがります。

ミトコンドリアの活性を上げる
為の酸素は、活性スクアレンが
効率よく作用します。

こうして腎の働きを上げると
腎で血液中にあるビタミンDが
活性型ビタミンDになって
体の骨になっていく。

閉経後の方や、育ち盛りのお子様、
自律神経のバランスが乱れやすい方
は、ビタミンDやカルシウムだけでなく
活性スクアレンを併用すると、
より効果を実感できるでしょう。

今日は尿の話をしようと思っていたら
予想外に、腎の働きから骨や自律神経の
話になってしまった。（失礼）

元にもどそう。

尿の色の異常

尿は「腎・膀胱」だけでなく、
「肺」や「脾」の機能とも関連が
あり、「腎」の相剋関係の「心」とも
かかわっています。

つまり、尿はからだ全体の
健康状態を反映していると
いっていいでしょう。

健康人の尿の色は、
ごく薄い黄色ですが
ときにいろいろな色に変化します。

透明な場合は尿の量が多い
時ですから、あまり危険性はありません。

気になる人は、「尿の量が多い」
を参照してください。

注意しなくてはならないのは、
尿が白く濁る、あるいは赤いときです。

白く濁った尿のことを東洋医学
では、溺濁（にょうだく）といい、
これには赤い尿も含まれますが、
血の混じった尿のことを別に
尿血ともいいます。

尿がしろく濁るのは「脾・胃」に
湿熱がたまり、それが膀胱にまで
下がってきたので、下腹部が
張って苦しく、のどが渇きます。

排尿痛もあります。

尿血の中でも、痛むものを
血淋といい、やはり下腹の
あたりには湿熱がうっ滞した
ためと考えます。

現代でいう、膀胱炎や
腎盂腎炎にあたる
ものでしょう。

では、それぞれの漢方薬を紹介していきましょう。