昨日のこと
朝晩が涼しくなってきた。調子は悪くないと思って過ごしていた。
突然、マンションの火災報知器のベルが鳴り響いた。「火事です。避難してください。」とのアナウンスもあった。なのに、私は、ベッドから動かなかった。動けなかったのではない。動かなかった。火事に巻き込まれてもいいか…なんて考えてしまったのだ。
結局、誤報であったとのこと。大事には至らなかった。
鬱症状は、落ち着いていると、だいぶん良くなってきたと自分では思っていた。しかし、そうではなかったことに気付いてしまった。自分から命を絶とうと思っているわけではないが、自分を大事にしているかと言えば、そうではないなと思った。そんな自分が少しだけ怖くなった。