日常を忘れて違う世界へ
Webライターへの道42になる予定でしたが、今日はまるで違う話をつぶやきます。
「推し活」って言葉を知ってますか?
「推し」という言葉をご存じですか?
「推し」とは、推しているアイドルや俳優、キャラクターなどを応援したり愛でたり様々な活動をすること。
つまりひと昔でいう「おっかけ」です。
私にも長年の「推し」がいます。
韓国俳優チャン・グンソクさん。
ドラマ「イケメンですね」で日本に大ブームを起こし、「冬のソナタ」のペ・ヨンジュさんの再来と言われたほどの俳優さんで現在36歳。
私がチャン・グンソクさんを「推し」にした時は、「イケメンですね」のブームが去った後でした。
亡き母親が大の韓国ドラマ好きのおおかげで、母は家でBSで放送されていた韓国ドラマを時間の許す限り見ていました。
当時、私は会社での人間関係で毎日疲れ、イヤ気を指していた時期で、何もかもつまらない気分でいた時のGWに突入する頃、亡き母から「面白いドラマやっているよ」と言われ、渋々ドラマを見ることになったのが、チャングンソクさんの「イケメンですね」でした。
それ以来、チャングンソクさんを知りたくてドンドン惹きこまれてから今年で丸12年もファンをやっています。
昨年、Webライターを始めた頃から「推し活」をすっかり休止していました。それだけWebライターへの道に真剣だったのです。
「推し活」やそれまで交流のあったファン仲間との連絡もパッタリ辞めていた私でしたが、昨日久しぶりの幕張メッセでコンサートに行ってきました。
そこにはWebライターの世界とはまるで違う空気が流れていました。
ニックネームで呼び合うファン仲間たちとお茶したり話をしたりと楽しい時間を過ごし、コンサートでは立ちっぱなしの2時間半を過ごし、大声を張り上げ、踊り疲れて家路につきました。
不思議なものです。チャングンソクさんファンの大半は40歳代~70歳がほとんどなのです。
でも、そこにいるのはいわゆる「おばさん」ではありません。
そこにいるのは、チャングンソクさんのために綺麗に着飾った「女の子」です。今回のドレスコードは赤と黒だったようで、みんな赤と黒の洋服に身を包んでいました。
黄色い声を挙げ、音楽に合わせて踊り、一体になっている会場に身を置いていると、まさに陶酔の世界がそこにありました。
女の子化した「おばさん」達がファンになる経緯は様々です。
子どもの病気、引きこもり、反抗期、家庭不和、嫁姑問題とさまざまですが、この世界にいる時だけはすべてを忘れて女の子になれるのです。
「オレについてこい」「お前たちを愛してる」という言葉にトキメキ、顔を赤くする様子はまさに「女の子」です。
たった2時間半という時間だけ、「恋する女の子」になるのです。
それはまるで「シンデレラ」のような世界です。コンサートが終われば仕事や家事で現実に戻らざるを得ない「おばさん」達ですが、「女の子」になる時間があれば、頑張れるのです。
そして次の「女の子」化に向けて、ダイエットや美容に励む「おばさん」と言われる人達がとても愛おしい存在に思えました。
Webライターとして順調でない私にとって気持ちの切り替えにいい時間を過ごしたと思いました。
こんな経験、あなたもしてみたらどうですか?
全く素人のおばさんにサポートしていただき感謝です。