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元日本人が日本を訪れる

これは正しくは何というのでしょうか?

日本語で…
正しい日本語で何と言うのでしょう?

私の感じでは帰国するは違うと思います。
元日本人なので帰国ではない気がする。

帰省でしょうか?
里帰りでしょうか?

どれも時代と共に使い方が少し変化するのでどれが正解というのはないのでしょうが…

実家が無くなってしまったら里帰りとかじゃなくただの観光旅行になりますけど。

それもまた微妙に違うような…

フランスに観光旅行に行くの。
日本に観光旅行に行くの。(観光にも行きますけれども…)

しかし・・・

インバウンドは違う気がするのです!

訪日外国人と扱われても構いませんがインバウンドは全くしっくりきません。

近年日本で利用されていインバウンドの意味は

「訪日外国人観光」を指します。この言葉が使われるようになったのは2010年代はじめでした。政府が観光立国を目指すと宣言した2003年からはしばらくたっていましたが、その後2015年には流行語大賞のノミネートに入り、市民権を得ました(ちなみにその年の大賞はインバウンドに関連深い「爆買い」でした)

やまとごころ.jp

inboundの英語の意味は

形容詞としては
traveling toward a particular place, especially when returning to the original point of departure.

副詞としては
toward a particular place, especially when returning to the original point of departure.

Oxford languages 

Outboundが往路でinbound が復路という意味でしょうか。

日本で使われているのはinboundは往路的で逆の意味になってしまいます。
戻ってきてる要素がゼロなのに。

inという意味にのみ限定で惹かれて利用することにしたのかな?

それにしても・・・カタカナで和製英語である必要は何処に?

外国人観光客ではダメな理由を知りたい。

アメリカでは外国から観光を目的に入国する人々をInternational Touristsと表現する。

すでに和製英語として成り立ってしまっているので和の人にとってはカタカナ表記のインバウンドは訪日外国人観光という意味で混乱なく利用されているのでしょう。

和製英語カタカナ表記に関して他の国の人が何か言うのは失礼なことだとは思います。思いますけど、ハイブリッド人としてはちょっと気になってしまいます。

私は英語でのInboundだと原点に戻るという意味であながち間違いではないんですね。しかし日本語の外国人旅行客としてインバウンドでもある。

うーん。


この和製英語ですが沢山あります。

私がアメリカに来て困ったのは
ライス

このカタカナ表記はご飯の事でrice 

でも音からすればほとんどの日本人はlice
Louseの複数形

シラミの事になってしまいます。

確かに英語の綴りを見れば明らかなんですけどカタカナではこの2つに違いを付けることは不可能です。

LとRの発音なのでに日本人には区別するのが難しいのですがカタカナ表記は色々明後日の方に向かっていて
すごい
としか言えない。

カタカナ表示を公用語として使うのはどうかなぁと思う事多々あります。

発音の練習のとっかかりみたいに使うのであれば問題ないかとも思いますが…

カタカナの存在理由って何なのでしょうね?

表音文字としての働き

やはりね。

Coca Colaコカコーラを漢字で表現する中国語に比べたら漢字の持つ意味に引っ張られない表音表記があるのは素晴らしいと思います。

ですが、新しいものに無闇矢鱈にカタカナ造語和製英語を乱用している昨今、

日本語をもっと利用した方が良いと元日本人は思います。

マイナンバー
インバウンド
チェンジ・メーカー
〜ファースト
クラスター
ジェンダー平等

さっと、調べただけでこれぐらい出てしまうのは乱発し過ぎな気がします。

国、県、市町村から発信される言葉はまず正しい日本語であるべきではないでしょうか?

元日本人の私は国を離れましたが日本語の美しさを理解したいという心はありますから。

愛国心とは文化や言葉に根付いているものでもあると思うので、大切に扱って欲しいです。

しかし、なぜ日本語は短縮するのが好きなんでしょう?
カスタマーハラスメント(カスハラ)マタニティーハラスメント(マタハラ)という感じで。

この国立国語研究所の説明には全く同意出来ない。
なんかこう言っとけば間違いはないよね、というすごくアッサリ適当を感じる。

例えば外来語は,もとの外国語を日本語式の発音にするために,語形がどうしても長くなりがちです。そのため,略語がさかんに作られることになりますが,その長さは2拍から長くても5拍,特に4拍が目立って多いことが知られています。次にその語例を示します。


2拍 ロケ(ーション),スト(ライキ),コネ(クション)

3拍 パンフ(レット),マイク(ロホン),アルミ(ニウム)

4拍 イラスト(レーション),リハビリ(テーション)

5拍 コンタクト(レンズ),ステンレス(スチール)

国立国語研究所

外来語を利用して日本の発音にするために略語にするという説明の前に、
なぜストライキという言葉を使わざるをえなかったのか?の説明が必要ではないでしょうか?

英語ではこれらの言葉全てが略されずに利用されます。

そもそも

本来の言い方をしないと,正しい日本語が失われてしまうのではないでしょうか。


むしろ略語なしではやっていけない現実があることに気づかされます。私たちは,略語に対しても柔軟な姿勢で臨む必要がありそうです。

国立国語研究

と、質問に対しての答えははぐらかされています。

略さなければ使えないなら最初から使うべきではないという考えに対しての深い考察が書かれていないのがおかしい。

日本語の略語の部分はよくわかります。

「通(信)販(売)」「原(子力)発(電所)」「うな(ぎ)どん(ぶり)」「学(生)割(引)」


ハラスメントに対応する英語の直訳は何なのでしょう?
強制や恫喝、脅し、威嚇

それに対し日本語のハラスメントとは、相手の嫌がることをして不快感を覚えさせる行為全般を意味します。

ええ!
そんな定義だったの??

嫌がらせの第一段階と第二段階と階層がまるで違う。

例えばです、
出産休暇を申請した同僚に

あなたがいない間のあなたが受け持っている仕事はどうするんだろう?

と言ったとします。

言った側は素朴な疑問として言葉を発したのですが、妊婦である同僚はその発言に不快感を覚えたとしたら

日本のマタニティーハラスメントにはなってしまう。
指導される可能性は出てきてしまう。

受け取り方の主観に左右される余地があるもので周りは惑わされているということになります。

そのような会話に、そうだよね、と思えるか、私が妊娠したのがいけなかったの?と思うかには個人差がありますから。

けれども、アメリカにおけるマタニティーハラスメントはPregnancy Discrimination(アメリカでは1978年にPregnancy Discrimination Act(妊娠差別禁止法)が制定。)ですが、雇用の平等を謳っています。
妊婦だからという理由で雇い止めしたらいけません。

上司や同僚が明確に妊婦であることを理由に自主退職を強要したりしない限りは差別には当たらないのです。


今回はなぜか言葉に対しての想いを長々と語ってしまいました。

使用する言葉を強要することは植民地化するにあたって民族の誇りを傷つけるものとみなされます。

しかし日本は植民地化した地域で学校制度を設立し植民地の子供たちを教育しました。それが日本語だったため色々と物議を醸し出したりもしましたが、当時植民地化した地域の民に何語にせよ教育を施すことは異例政策でした。

教育を授けるということはそれだけ民を都合よく御し難くなるのですから通常はしない行為です。

第二次世界大戦中の日本は英語の使用を禁じました。
日本語が溢れた時代。
何か困った言葉とかあったのかな?

英語を第二外語として第三外語として身につけるのは良いことだと思います。

けれど、変な英語風和製単語は会話としての利用は全く問題ないと思うんですけど、社会記事とか政府の発表などでは控えてもらいたいなぁ、と思うんですよね。

と、お題からずれて着地してしまいましたとさ…


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