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アメリカ合衆国の入国審査

アメリカ合衆国入国審査というのは決して外国人にだけ厳しいわけではありません。

空港で気が付いている人もいると思いますがアメリカ人専用のカウンターや列はありません

基本は国民、永住権保持者、ビザ保持者かそれ以外のエスタ保持者の二つです。

そこにGlobal Entryグローバルエントリー有料のサービス&Mobile Passport Control (MPC)モバイルパスポートコントロール無料のサービスの2列が加わるので最近は4列のところが増えてきています。

このふたつはESTAと異なり、任意なので乗り継ぎなどで急ぐ方は利用をお勧めしますがそうでない場合、アメリカに今年はたまたま観光で来たなんて方は無理に利用する必要もないと思います。

MPCの方は空港到着後入国審査の列があまりに長いようだったら無料だし試してみても良いかもしれないね、ぐらいです。
その場で直ぐに出来ます。

他の国では当たり前の市民の帰国ですが、アメリカ合衆国では市民でも特別扱いされません。

その理由について少し考えてみました。
私論ですのでアメリカ合衆国の方針かどうかは調べていません。

少し話が逸れますが、
アメリカには日本でいうところの警察組織が存在しないため連邦政府はアメリカ国内にいる人々に触れ合う(笑)機会がない。
(税金徴収のプロ大国なんでお金の動きでは把握している。)

FBIは存在するけれど普通に生活していて見かけることはない。
主な仕事が対テロリスト、サイバー攻撃、スパイ活動の予防
他市民権の保護、公共事業談合、武器製造、組織犯罪、環境事業などの調査や監査。銃犯罪、子供を狙った犯罪、誘拐、行方不明、インディアン自治区の犯罪、銀行強盗、詐欺の摘発のお手伝い。

このような背景で連邦政府が人々を合法的にスクリーニングが可能な帰国時を利用して犯罪の気配がしたら摘み取ろうと空港で目を光らせているのかな、と。

だからグローバルエントリーをアメリカ在住者だけでなく外国人にも広げるという考えになるのです。

アメリカ国民だから犯罪犯さないよねって考えはない。
ある意味とても平等な考え方です。
外国人だって良い人はいい人なんだよ!

市民権を非常に簡単に取得出来る国なので外国人観光客と外国人ビザ保有者と永住権保持者と市民の差が他の国に比べて圧倒的に曖昧。

入国してしまえば色んな権利に守られるからFBIも連邦政府も好きな勝手には個人を扱えない。

もちろん空港でだって連邦政府のやりたい放題は出来ませんがちょっと突っ込んで調べる事は可能という話です。

せっかく与えられた機会を利用して怪しい人は空港の入国管理局で個人情報を入手しよう!
携帯電話の中身とかSNSを見てみちゃおう!

みたいな感じですかね。

なので国民も真面目に長ーい列に並ばないといけないのですよ。

ロサンゼルス空港では逆に観光の方がさっさと進んで、市民、グリーンカード、ビザ持ち、ラインの方がビザ持の人の審査が長引くので時間がかかった経験があります。ビザ持ちの初回入国は時間がかかるので別ラインにして欲しい。

日本入国審査で並んで、アメリカ帰国時に並んでアメリカ人は空港行きも帰りも大変なんです。

とは言っても飛行機の発着状況に左右されるしシーズンにも左右されるけれども空いている時はあっという間に入国審査が終わるので、今までGlobal Entry試した事ないんですよね。

年に1回日本に帰国。海外旅行も1回すれば多い方なので5年有効で100ドルは正直どうなの?って思ってしまっていました。1年に1回通過するだけに20ドル。

そんな水戸黄門の印籠みたいなモノ持ってなくても殆どが空いていてさらっと通れている状況だと20ドルかけて通過するのが馬鹿馬鹿しくなります。

アメリカに住み始めてからずっと最寄り空港はサンフランシスコ国際空港だったので何処へ行くにも基本は直行便。なので帰国時の入国審査に時間が掛かろうと困ることはなかったです。

それより荷物開けるように言われたら面倒だな、ぐらい。
肉を含む食料品持って帰ってきたことないので開けられても困りはしないですがただ面倒くさいのですよ。

現在は最寄りの空港もちっさな地方空港なんでTSA PreCheckでさえも殆どその恩恵に預かる事がないような列の短さ。

なので、正直あんまり旨味を感じなかったんですよね。

しかし国内線を多く利用するとTSA PreCheckが良いかもと思ったんです。
ベガスの空港とかホノルルの空港、観光地の空港は結構混みますのよね。
そして調べて分かったのですがGlobal Entryは何とTSA PreCheckが含まれている!

ならば申請しても良いかもと遅ばせながら思ったのです。

申請したその日の夜に既に第一段階通過のお知らせ。
あとは帰国空港でインタビュー受けてね、って。

100ドルが欲しかったとしか思えない気軽さでとてもアメリカらしくて笑った。

完璧に終わってないので次回の日本からの帰国はどきどきです。

以上みんなに厳しいアメリカ入国審査。
どんな状況であれ嘘はつかない。

特に食べ物。

私(私達)は、以下の物品を所持しています:
(a) 果物類、野菜類、植物類、種物、食物、昆虫類:
(b) 肉類、動物、動物/野生生物製品:

U.S. Customs and Border Protection

(a)で食物(Food)を持っているか?と聞いているので普通の人は大体スナックにせよ、羊羹にせよ、梅干しにせよ、なにかしら食べ物を持っているので

yes

です。

ちなみにこの紙の申告書への記入は現在は不要、なようなんですけどフォームも存在するしHPには必要って書いてあるのではっきりしないですが、空港では不要ですってもう5年ほど言われています。

口頭でフード持ってる?って聞かれるのでYesと答えると肉?チーズ?って聞かれるので、スナックスとか味噌って答えると笑ってOKされます。

日本は

肉製品、野菜、果物、動植物等の日本への持込みが制限されているもの

Vist Japan

を持っていますか?

なので書かれ方が違っているのでご注意を。

大体フードは確認されるので英語で答えるのが難しい方はメモ帳に英語でまとめておいて見せるのも良いかな、と思います。


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