年金アドバイザー3級
とりあえず行動してみる、ということで年金アドバイザー3級の問題集を買って、テキストや事前情報の収集もせずに直近の過去問題を解いてみました。
全50問中〇21 ×29。
配点各2点、100点満点中の合格点は60点以上とされているので、初戦撃沈でした。ちゃんちゃん。
年金アドバイザー3級の問題構成は前半に30問の5肢択一、後半に10の事例を提示されてそれぞれ2問ずつ計20問の5肢択一で構成される全50問の択一式試験です。事例問題には1問、もしくは2問とも計算問題が出てきます。
これが解けなければ足きり!! みたいな問題がないだけで、なんて優しいんだ、天使さまか!!と感動しました。(・・・これはすぐに裏切られましたが。)
前半の知識問題は社労士試験よりずっとシンプルで、×肢となる文中の数字の外し方も極端なものが多かったのでさくさく解けました。
一方で解けなかったのは、手続き関連。
申請書の名称とかマイナポータルからネット申請できるかとか、あんまり社労士試験で出題されない分野は初見の内容が多くて勉強になりました。
〇21個のうち18個は前半の知識問題でとれたものの、後半に事例問題という恐ろしい怪物が潜んでいました。
事例問題についてくる計算問題を初めて見て、思いっきり面喰いました。
例えば合算対象期間と言われて、社労士試験なら20歳前の厚生年金加入期間なら合算対象期間だね、くらい知ってれば選択肢一つ消せるのに、事例ととして64歳までの年金加入歴を示されたうえで選択肢の一つに「このC夫さんの全期間の合算対象期間の月数は〇月分ですよね?」 なんて聞かれて急に頭が真っ白になってしまう。
えーと、昭和36年3月以前なら旧法の適用期間だから20歳超の厚生年金加入期間は合算対象期間だっけ・・・とか、国保に任意加入しておきながら保険料納付しなかったときも合算対象期間だっけ・・・? とか、社労士試験の問題でいう3つか4つくらいの論点が分かってないと計算ができない。
計算問題の一つの肢のくせに五肢択一くらいのボリュームがあって、しっかり洗礼を浴びてしまいました。
この試験やってみると、今までの勉強方法が社労士試験合格のためだけの一論点掘り下げに特化しすぎて、知識を組み合わせることを考えてなかったんだなぁと思い知らされます。
そういえば、年金の受給額ですとか後何年保険料払えば年金もらえるのかを答えられるようになったら良いな~と思って社労士試験試験を始めたのに、年金の受給額とかほとんど出題されないんですよね…
確かにこういう問題が解けるということは、年金制度の流れとか体系づけられた知識が備わっているということでしょうから、社労士試験対策として見てもかなり良いと思います。
ましてや資格取得後に社労士として仕事するなら、こうしたケースを聞いてスラスラ答えられるスキルが必要なのだから、これはしっかり勉強しようと思うことができました。
次の社労士試験は1年後でモチベーションの維持をどうしようかと思っていましたが、取り組みがいのあるものに出会えました。
CBT方式で受けようと思っているので、受験のタイミングは自分で選べます。
とりあえず9月末には合格ラインに乗せられるように頑張ります。(こうして書いておいて、来月の自分の逃げ場を断っておきます。)