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継続力
怪我をして1ヶ月間はなにも考えられなかった。
またサッカーがしばらく出来ない苦しさと未来への不安。
この2つのことが頭の中から離れなかった。
1ヶ月を少しすぎたくらいに自分が怪我をするまでに行っていた生活を振り返ろうと思った。
そしたら落ち込んでいる自分が馬鹿らしく感じた。
シーズン開始時体重
73キロ
過去2年間を通してのシーズン平均体重
70〜72キロ
まず、体重がオーバーしている状態でシーズンがスタートしていた。
普段の睡眠時の振れ幅
就寝11時〜2時
起床7時から9時
3時間も振れ幅がある。
夜の体のケア
やる日もあればやらないで寝る日もある。
練習前の準備
なんとなく体をほぐして練習を開始する。
食事
知識があまりないためなんとなく量だけ食べている。
これなら1ヶ月もなにも考えられない理由が分かる。怪我を起こす要素がありすぎてなにが原因で怪我をしたか絞れないからだ。
自分の武器と課題はよく分かっている。
吸収力。自分が納得して本気でやろうと思ったことはすごく取り入れて成長できる。これは大きな武器だ。
自分から先輩に教わりに行った足を速くするトレーニングを例にすると、
トレーニングを教わる前は30〜31キロが最高速度だったが、教わって実践し3ヶ月後には32〜33キロが最高速度となった。
筋力トレーニング。
デットリフト、スクワットともに持ち上げられる重量が80キロだったのが、1年間でスクワットが140キロ、デットリフトが160キロまで上げられるようになった。
このように、自分から本気で取り組み、
「刺激的で効果を実感するのが早いこと」への成長や意欲はあるが、
「地味で結果が見えにくいもの」への継続力がまるでないことに今回の怪我で気づいた。
シーズン前に言った「強い覚悟」はピッチ内でのプレーのことだけだった。
ピッチで良いパフォーマンスするにはピッチ外での行動が大きく影響する。
こんなことは当たり前の話だが自分は1番大事なことを全く出来ていなかった。
「覚悟なんてどこにもない」
サッカー選手としてだけではなく、1人の人間として、自分自身の課題と向き合えないこんな姿を、弟や妹、もっと先を見据えれば生まれてくる自分子供に見せたくないと強く思った。
考えると怖くなった。今まで何をしていたんだろう。
そこから僕はパーソナルトレーナーさんや、クラブのトレーナーさんと話し合い、生活習慣を整え自身の課題と向き合っていい状態を作っている。
以前はドクターに様々な指摘を受けていた血液検査も、今回は完璧と言われた。これは食事と水分を意識した結果だったと思う。
継続する。これが本当に大事。
今回、怪我をしてサッカー選手としてだけではなく、人間としても成長するきっかけを与えてもらい、すごくポジティブな怪我にすることが出来た。
僕のサッカー人生はこの怪我を機に始まると信じて復帰までにいいコンディションに仕上げていきます。