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自然の前では人の力なんて無力…自然の力を利用させてもらうしかない

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

先日、久しぶりサーフィンをする機会がありました。今年初のサーフィン。天気が良くて、風もない。波がいいポイント選びに苦労しましたが、どうやら大正解!波もある程度のサイズ!全ての条件は揃った!

でも!波に弄ばれました…

サーフィンはまず、沖に出ます。沖に出ると、条件が合えばよくサーフィン動画にあるような、波に長く乗れるような波が来るんです。逆に、手前側だと、浅いので波も小さく、いたるところでバッシャバシャなって、波待ちすることもできません。

沖に出るには、その手前側のバシャバシャゾーンを抜けなければならないのですが、これが一苦労。
バシャーンとなった波の威力を知っていますか?私は、180cm、80kg程度で大柄です。鍛えています。それでも、バシャーンとなった波が来たら簡単に押し流されます。ひとたまりもないありません。大きな波がまともに来たら、大柄な体が、洗濯機の中に入れたれたように、簡単に弄ばれてしまいます。小さな波でも連発で食らえば、一瞬で降り出しに逆戻り…。先日は、波も大きかったので、進んでは戻され、進んでは戻され…の繰り返し。一向に沖に出られない状態で、どんどん体力が削られます。

やっと沖に出たら…

カレントという海の流れがあります。その日によって違いますが、波を待ってずっと沖を眺めていて、ふと振り返って陸を見ると…。「あれ?ここはどこ?自分の車があんな遠くに…。」という感じで、流されてしまいます。いい波が来るポイントをキープするためには、流された分だけ戻るしかない…。それだけでさらに体力を削られることに。

そして、波をつかまえられず…

そうやって苦労して沖に出て、ポジションをキープして初めてスタート地点。もう結構クタクタです。

それでもいい波が来ればチャレンジします。サーフィンの動画を見ていると、みんな簡単そうに波をつかまえて乗っていますよね?あんな簡単に乗れません!チャレンジしては乗れずに、また戻って再チャレンジ。時には乗れそうだけど転んでまた戻り、チャレンジ。そうこうしているときに中途半端に乗れてしまうと、バシャバシャゾーンへ。またそこから沖に出るために必死に波と格闘する…。

先日は、ほぼこの繰り返しで、満足のいく波乗りは一本もなく終了してしまいました…。

上手な人は、波と格闘しない!波の力を利用するだけ!

上手な人は沖に出るのもスマート!離岸流という沖への流れを見極め、海の流れに乗ってスーッと沖に出ます。離岸流は、よく海水浴溺れる人が沖に連れ出されてしまうやつですね…。

上手な人は、必死に波に乗ろうと頑張りません。波の力に乗せてもらうために、上手にタイミングとポジションを合わせるだけ。そうやって簡単そうに波に乗っていきます。

私はまだまだそれができません。波と格闘して体力を削られながら沖へ…。いい波が来たら「絶対にものにしてやろう」ととにかく必死!波の力を利用する余裕なんてありません…。

大きな力に立ち向かっても、真っ向からでは勝負にならない…大きな力を上手に利用するしかない…

サーフィンをすると、いつもこのことを痛感させられます。

これは、先生の仕事も一緒…

子どもたちと向き合った時、状況をなんとか変えようと真っ向勝負したけれど、全く歯が立たない…。そんな経験ありませんか?

私は今、そんな状況です。先日は外での運動会練習で、そんな状況でした。なんとか集中して活動させたいけれど、全くそういかない…。

これって、おそらく子どもたちが集中して活動することに価値を感じていないからですよね。必要感を感じていない100人以上の子どもを相手に、真っ向勝負で強めの指導をしたところで太刀打ちできません。子どもたちが集中して頑張ることに価値を感じて、「よし、やるぞ!」という気持ちにさせられれば、百人以上の大きなエネルギーを上手に引き出して、発揮させられることができるはず!

だけど、悔しいけれど、自分にはまだそれができる引き出しがない…

力に頼らず、子どもたちの大きなエネルギーを引き出し、上手に導くそんな指導…そこをもっと磨かないと…

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