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障害者それぞれの就職先😊

私の女友達のこともあって、「精神障害者もたやすく就労可能です」とも言いづらくなりました。

一般には障害者就労支援センターで障害者としての訓練を積み、就職に結びつけます。


たいていは半年から10ヶ月で、就職が決まります。


関東地方にお住まいの人だと、飯田橋の《東京しごと財団》さんから職を紹介してもらうこともできます。


一般就労
特例子会社勤務
A型作業所
B型作業所


などが主な職場となります。


一般就労は、上場大手企業などで、健常者の社員さんたちと一緒に働きます。

特例子会社は、障害者ばかりの会社で、主に上場大手企業が、法定雇用率の対策のため、特別に設立した法人です。

作業所にはA型作業所とB型作業所があります。
A型作業所では商法典での雇用契約となり、給料が支払われます。一般就労できない人たちが通所するところです。窓口はハローワークです。フルタイム勤務が原則です。
B型作業所には商法典での雇用契約がありません。したがって給料は支払われず、いただくお金は工賃です。どちらかというと症状の軽くない障害者さんたちが多数派です。窓口は保健所です。


あまり聞いたことがないかもしれませんが、障害者の中には非常に稀に、海外組がいます。私はこの海外組で、イタリア帰りの精神障害者です。


さて、いま、私はB型作業所で働いています。所謂、福祉作業所ですね。工賃は時給300円くらいです。私の作業所では、作業にまだ適していない障害者さんもいて、その人たちは訓練しています。様々な背景と事情によりB型作業所での作業がなかなかできません。その人たちも頑張っています。


A型もB型も、作業所であり、似たり寄ったりです。冗談で私は「A型もB型も、ガタガタだよー」と笑ってます。

B型作業所は、《障害者としての暮らし方》を学ぶ学校みたいなところです。いかにして暮らすか、どんなふうにして楽しむか…習得することができます。医療系デイケアよりも実際的だと思います。《仕事とは、どんなものなのか》が分かる仕組みとなっています。作業所によっては、いろんなレクリエーションがあって、楽しそうですよ。野球のナイターを見に後楽園に行く、とか、宿泊の旅行がある、とか、みんなと一緒に映画館へ行く、など。

「海外組のはまちゃんが、なんでB型やねん?」と言う人がいて、まぁ私はあんまり欲がないからと返答してます。好きで私はB型作業所を選びました♪♪


障害者就労支援センターで、私の女友達は2年半も訓練を積み、一般就労できませんでしたが、一般就労のみが障害者の就職ではないと思います。「いま、社会の中で、自分はどんな立ち位置か?」を考えたらいいのかも。諦めることも実は大切。《諦める》は《明らかにきわめる》の意味で、語源的には決してネガティブではないんですね。


障害者として働くのは、基本的に楽しいですね。大変さもあるけどさ。


ムリしない程度に適宜、働いたら気持ちいいかもしれません。

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