今日、一番の痩せっぽちは、誰か?
痩せる…
しかも、カネがない。
書籍代だけは、たんまりと確保してある。
パパもママも、もういない。
ひとりぼっちの孤児たち…
神保町の本屋に入り、
アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの作品を手にとって、購入、最寄りのカフェで読んでみる。
《痩せっぽちの知識人!》
そんな記述がある。
空っぽの頭の中で、《痩せっぽちの知識人!》が繰り返される。
脳髄の病気なのだ。
《痩せっぽちの知識人!》よりもっともっと痩せ細ってる《ぼく》の行方は、誰にも分からない。
「ママ、助けて!」
統合失調症のアントナン・アルトーはそう叫んで、仲間のシュルレアリストたちから、ボコボコにされた。
言ってごらん、もう一度。
《痩せっぽちの知識人!》
ロラン・バルトは、復讐する…
《知識人と呼ぼうか? 文学である!》
気が狂いそうになったら、ごめんなさい。