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美は不理解しか招かない

義務教育の美術の先生は、美の凡庸化をすることで、自治体の教育委員会に迎合する。

また、理論的には、文学は人々から理解されることがない。

それだけに晩年になって孤高の作家を演じる人もいる。

人々は、美をたぶん知らない。

ごく僅かな人だけが、美を理解する。

アンドレ・ブルトンの《美は、存在していないか、または痙攣しているかの、いずれかだろう》を、悲しく私は思い出す。

ありふれた日常の、歩道のありふれた吐瀉物を、誤って踏まないよう、気をつけたい。

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