川端康成『雪国』を読む。
冬になりますと、『雪国』を読むのです。
駒子は、また酒を飲んでいます。
葉子さんは、看護の仕事をしていますね。
島村という男が不思議。島村は、東京から雪国へやって来ます。どうやら働いていないようです。義務教育のときから、私はそのことが不可解でした。島村にはそれなりの資産があるようです。
駒子は、こんな島村に、惚れています。
葉子さんは、入院してしまう。
その後、火事にあい、葉子さんは死んでしまう。
火事の様子を見て、駒子は、オロオロする。
島村はそんな駒子を見守っている。
ざっくり、そんな内容で、文章が際立ってうまい。特に、夜汽車の中の、窓ガラスに映った顔(葉子さんかな?)のあたりの文は、秀逸。
駒子は、酒に酔っ払いながらも、文学を熱心に勉強し、ノートは既にたくさん書いている。
今年のこの冬も、読もうかなぁ。