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保育園探し

娘が1歳10ヶ月になったので職場復帰しようと決心したが、認可保育園は一歳児クラスは空いていないと言われ、認可外保育園を探す事にした。

百貨店に30分無料の託児ルームがあった時代、30分でも預ける事に躊躇していたのに、がっつり一日預けるとなると、保育園選びも熱が入る。

加えて、娘は、今では考えられないが、かなりの偏食で、食べられるものに限りがあり、大吾と一緒で惣菜が嫌いだった。重要案件として給食が美味しいところが加わった。

英会話の帰り道、ビルの一角に新しくできた「まつぼっくり」という無認可保育園があった。
丁度、妊娠中の北村さんも女医として職場復帰を考えていたので、2人一緒にお試しなら、安心するのではと考え、北村さんの息子君と一緒にお試し保育を頼む事にした。

見学に行くと、見るからに優しそうなおばあちゃんが施設長だった。まだ出来たばっかりで園児も少なく食事も手作りで提供しているという説明を受け、重要案件の食事が手作りという事が気に入り、お試し保育を申し込んだ。

お試し保育時、保育士さんに受け渡すときも、スムーズに離れることが出来た。北村さんの息子君は、リードをつけるくらい多動傾向があって、保育所内をぐるぐる駆け回っていたので、そっちに目がいって、わたしとの別れに気が向かなかったのもあるが、無事に引き渡し、その後は北村さんと一緒に、ショッピング&ランチに行った。

お迎えに行くと、娘は楽しそうに遊んでいた。食事は、全部ではないけれど食べれるものは食べたみたいだった。手作りということもあって、ここに決めようと思った。おばあちゃんの家みたいなアットホームな雰囲気もあって北村さんも気に入ったようで二人で、通う事になった。

保育園も決まり、職場に挨拶に行った。
職場では、元の循環器病棟に戻っても良いけれど、手術室ナースが不足しているという事で、出来れば手術室に復帰して欲しいと頼まれた。
嫌いな仕事ではなかった事と、比較的帰る時間が早めなので、子育てにあまり影響もないだろうと思い了承した。

世の中の働くお母さんは、本当に大変だ。
それでも続けられたのは、この仕事が好きなんだなとつくづく思う。


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