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働く妊婦さん

安定期に入ってやっと妊娠継続している喜びを実感することが出来ていた。

仕事は相変わらず続けていて、忙しくしていた。
日に日に大きくなって行くお腹を労わりながらも、仕事になるとやっぱり無理をしてしまう。

毎日夕方には、足もパンパンに張って辛かったが、何より辛かったのは、夜勤だった。
その頃は、まだ、日勤、準夜勤、深夜勤の三交代だった。さすがに深夜勤務は免除されていたが、準夜勤は普通にしていた。

準夜勤と言っても、夕方から深夜1時までの勤務で、帰り着く頃には夜中の2時。それを月に8回していた。

2.30人の患者を4人で看護するので、妊婦とはいえ普通に走り回っていた。小児科だったので、付き添い者はみんな先輩お母さんだったので、色々聞けて頼もしかったけれど、仕事となれば容赦はない。帰る頃には、お腹も張って大変だった。

それでも、この時の妊娠は、何事もなく継続することが出来た。でも、次の双子の妊娠の時は、途中から働くことが出来なくなってしまった。何かがあってはじめて公の休みが取れるっていうのも、悲しいものだ。

少子化対策を色々と政府は打ち立てているけれど、働く妊婦さんにとっては、今も昔も全く変わっていないように感じるのは私だけだろうか。

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