「帰りたくなる家」
家を綺麗にしたいなあ…そんな軽い気持ちで読み始めたこの本に、涙が出そうなほど感動するとは思わなかった。
NHKのテレビにもご出演されていたスーパー主婦の山﨑さん。おだやかな笑顔の方で、テレビで拝見しても無理して家事をこなす感はなく、自然体なところも魅力だなぁなんて思っていた(表面的なことしか見えていない私…
)。
何かの道を極める方は、それはそれは様々な経験を乗り越えていらっしゃる。
もちろん、最初からお片付けを極めようと思われたわけではなく、日々の積み重ねの結果だと伝えていただいているので、そんなところもスッと心に響いてくる。
子育てで一日があっという間に過ぎてしまうこと
子どもをかわいいと思えなかったこと
小さなお子さん2人が家出したこと
平らにすること
家事の終わり時間をきめること
夫婦になっていくこと
娘さんを若くして亡くし、まだ9か月の赤ちゃんだったお孫さんを育てること
もう一人の娘さんのお孫さんと平日夜は一緒に過ごすこと
不安な時も手を動かすこと
地に足のついた暮らしをすること
人生を、投げやりにせずちゃんと積み重ねて来られた姿勢が伝わってきて、家よりもまず私の心がお掃除された気分だった。
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