自分の強みを見つけたい！
初めての就職先は、生命保険会社。私は生保レディとして働きはじめました。社交的な人間ではなかったので、営業という仕事でお給料をもらうためには「会社にとって役に立つこと」が大切なのだと思い、会社の都合で働いていたように思います（当時のお客様、私の考えが浅くてごめんなさい）。
その後、年を重ねていくと、薄紙を重ねるくらいには成長できたでしょうか。「社長の視点に立って考えてみたらいい方法がみつかるかな」とか、「どんな気配りをしたら、働く仲間もお客様も喜んでくれるかな」とか、自分なりに考えて行動するようになりました。ただ、それをよりよい形で実現する前に、目の前の業務をこなすことで精一杯で、十分な成果を上げられずに終わることも多かったと思います。
「私は仕事ができない」という自信のなさが募った2022年。公私ともに何もかもがうまくいかなくて、気持ちが沈みきっていた私は、自分の人生をどうにか改善したいと、藁にもすがる思いでオンラインサロンに入りました。精神科医・伊豆はるかさんが主催する「マルチライファーズクラブ（以下、MLC）」です。
伊豆はるかさんは、医師であり、3人の子どもを持つ母親であり、女性が生きやすくなる知恵を発信している起業家。一度、起業してビジネスを始めた後に、医師になるため大学に入り直し、ストレートで医師免許を取得。研修医を終えるまでの間に3人の子どもを出産したというすごい人です。MLCでは「やりたいことをやって、人生を楽しみ尽くす」ために編み出したマインドの持ち方など、生きやすくなるための方法を日々発信しています。
私は、はるかさんから「人にはそれぞれ違った個性がある。努力と根性で乗り切るものではない」ということを教わりました。さらに、「適性のあるものを伸ばした方が、適性のない人が努力するよりも何倍も成果が上がる」というデータがあることも初めて知りました。
ならば、私には何が向いているのか。私の適性を、知りたい！
ちょうどそう思ったとき、MLCでチューターとして活動していたさつきうみさんから、私の強みを探す機会をいただくことができました。
さつきうみさんは、キャリアコンサルタントとして10年以上、のべ5,000人以上の人の働き方と向き合ってこられた方です。自分の才能（強みの元）を発見できるツール「クリフトンストレングス」をもとに、その人の強みにフォーカスしたアドバイスもしてくれます。
クリフトンストレングスとは、アメリカのGALLUP社が開発したオンライン「才能診断ツール」。Web上で177問の質問に答えることで、自分の才能（強みの元）を発見できるというものです。
うみさんからストレングスのWebテストについての案内をもらい、1時間程度で回答。この結果から割り出されたレポートによって、私が伸ばすと良い資質が明らかになりました（レポートの内容については、著作権を侵害する恐れがあるため割愛します）。
うみさんが、診断結果を参考にしつつ、私自身についても丁寧にヒアリングしてくれました。そのおかげで、「私は仕事ができない」と自分を責めるよりも、より適性のある仕事に挑戦することが、この先幸せに生きていくためには必要なことだと気づけたのです。うみさんのカウンセリングを通じて、ずっと蓋をしてきた自分の気持ちを、ようやく言語化することができました。私は、物語を書きたかったのです。
ストレングスで出た私の強みが、ライターをしている他の方と共通点があったようで、「書くことに興味があるなら、ライターに挑戦してみませんか？」と、うみさんに提案してもらえました。これまで、ライターという仕事に憧れはあっても、自分にはできそうにないと諦めていた仕事です。思わず「ええっ？」と驚きの声を上げてしまいました。
その後、うみさんのサポートがあったおかげで、Yahoo! ニュースの地域クリエイターとして書く仕事を始めることもできました。
自分の強みが何かを知ることができ、それについて相談に乗ってもらえたことで、今、自分史上最高に適性を活かした仕事に就けたと思っています。もちろん、今後の課題はたくさんありますが、それも挑戦したからこそわかること。「生活するためには、できる仕事をすることが大事」と思うだけで、「自分がやってみたいこと」を諦めたままだったら見られなかった景色。それを見ることができて、今は、以前よりも気持ちが格段に充実しています。
「自分の強みを知りたい」と思ったら、一度クリフトンストレングスの診断を受けてみるのはいかがでしょうか。無料のWeb診断もたくさんあるようですが、結果を本当に活用するには、専門的な知識を持つ人の解説がついたツールの利用がおすすめです。
私が生き方と働き方を変える勇気をもてたのは、キャリアコンサルタントとして、そしてライターとして活動していたさつきうみさんのおかげです。
「人との出会いが、人生を変える」。そんな言葉を心の底から信じられる出会いでした。
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