29歳。自己分析から始めた転職活動記録。
もしかして人生の岐路…?
プレッシャーを感じながらの転職活動だった。
1回目の転職活動は27歳。今回は2回目の転職活動。
期間は約2か月。
平均は1.7か月というデータを聞いたことがある。
だったら平均的。
私の転職活動は金銭的にも気力的にも2か月が限界だった。
たった2か月だったがほぼ毎日自分と向き合い続けた。
一種のトレーニングのような感覚が途中から湧いてきた…。
そんなトレーニングのような自己分析を続けた結果。
自分の中で納得のいく転職先を見極めることができたと感じている。
転職活動開始間もないときには、課題が山積みだった。
その課題をどう崩していったのか?
そんなことを記録しておきたいと思った。
当分は転職はしないが…。
自分がまた同じ状況下や気持ちになったときの参考書として。
そして、今も転職に悩む方の参考に少しでもなってくれたらとても嬉しい。
課題:私には何ができるんだ?
転職活動を始めたのは、2022年11月末。
無収入期間覚悟での転職開始だった。
結果1月にはアルバイトに奮闘することになるのだが。
まず私の課題は気持ちにあった。
前職では「何もできなかった。」という気持ちが私の心を洗脳していた。
今思うとそんなことはない。
常に仕事のことを考えていた。
しかし、転職開始当初は「自信」はゼロになっていた。
むしろ社会で働くことに恐怖さえ感じてしまっていた。
このときの気持ちは今では思い出せないほどだ。
数週間好きなことだけをして1人で何もしない時間を作った。
自分には無理をさせないことは1番の軸でもある。
それは今後の生きる上でも何より大切にしていきたい。
そして、落ち着いた頃にまず行ったことは「自分を知ること」だった。
「どんなドラマの主人公が好きか?」
「今までの誇れるエピソードは何か?」
「尊敬する人は誰か?」
全然関係ないことからノートに書き溜めていった。
自分を質問攻めにするのだ。
私にとってはノートという点も大切だった。
想いたったら何も考えず書き殴れる。
キーボードで打つ文字は考えてから手を動かしている。
発想したいときは絶対ノートと決めている。
私は、ノートに毎日のように素直に書いていった。
自然と毎日書く楽しさと継続してることで、自信がついた。
何よりも毎日見返すのが楽しくなっていった。
(ちなみにこの方法を見つけ出すのにも何週間もかかった。)
これを始めたのが12月半ば。
そして、トンネルを抜けた感覚があったのが1月の頭。
「何ができる?」ということよりも「どうなりたい?」を私は大切にしたいことに気がついた。
「好きなドラマの主人公は専門職でキラキラ働く女の子。」
「誇れるエピソードはなりたい自分を目指していたAD時代。」
「尊敬する人は人当たりが良く仕事に前向きな知り合いのお姉さん。」
単純だけど大発見だった。
私には「なりたい自分」があることに気がつくことができた。
カッコつけない転職活動
やっと転職活動に本腰を入れたのが1月。
それまでは面接を何度も受けたが、面接を受けている自分が嘘に感じられてしまい全くうまくいかなかった。
転職の軸を決められない限り、転職サイトを見るのもやめておけばよかったと今は思っている。
ただこの1月時点で金銭的に厳しい現実…。
私は1月末までに必ず転職先を見つけることを決意した。
(同時に短期のアルバイトも始めた…。生きるって大変。)
しかし、12月までの転職活動とは全然違った。
自分がどうなりたいのかをはっきり伝えられる。
そして、伝えている自分を客観的に見ても嫌いじゃない。
私はカッコをつけることをやめた。
エージェントの方に言われて実践していた転職における優先順位づけ。
私の軸は
「勤務時間」
「社内教育体制」
「副業OK」
この3軸だった。
これまでは演出や企画の仕事をしてきたが、業界柄この3軸は叶わないことが多い。(…そうじゃない企業さんがあったらごめんなさい)
だから素直にこの3軸に従った。
そうすると自然と初めての職種業種になる。
29歳という年齢から異業種を選択することにも驚かれた。
以前27歳のときの転職とは全然反応が違う。
2歳の差ってこんなに大きいんだとショックも受けた。
それでも素直に伝え続けた面接で内定をいただくことができた。
知識ゼロ未経験で入社。
今はカッコをつけずにイチから学びたいと思うことができている。
入社して2週間
3月までは研修期間。
こんなにも丁寧にそして優しく教えてくださること。
みなさんが自分の時間を使ってくださること。
基礎から学べる環境。
本当に全てに感謝を感じている。
そして、嬉しいことに初めての同性の同期ができた。
毎日同期と学びと悩みを共有できる喜び。
全てが私にとって初めての経験。
29歳にしてこんな貴重で温かい環境が待っていたなんて思ってもいなかった。
働ける自分と周りの環境に感謝を忘れずに。
少しずつなりたい自分を目指していきたい。