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28歳。扱われ方の断捨離。


愛嬌。
これは何歳まで通用するのだろう。

私は、1人っ子で
可愛がられていたタイプだった。

仲が良い子はみんなしっかりしている。
世話を焼かれる側の人生だ。

そして、今。
会社には若手しかいない。
活躍している世代は2年目。

半年前、
私は今の会社に転職してきた。
若手ばかりだからこそ、
みんなを引っ張らなきゃとばかり思っていた。

しかし、今は想定とは真逆。
今までの人生通り引っ張られている。
あぁやっぱりな。と思う。

6つ年下の子に
「かわいい」なんて言われることもある。

これは兼ね備えた愛嬌のおかげか。
気を遣われているのか。
もうこの年齢差では、よくわからない。

人はそんなに簡単に変わらない。
別に愛嬌を武器にしたい訳じゃない。 

ただもう、愛嬌の期日は来ている。
私がそう自分で決めている。

社会人経験が少ない子たちの方が
素直に物事を受け止め、遂行する力がある。

会社の想いと同じ方向を向くことができる。

社会人歴7年では、
何もかも素直には受け取れない。

表面的な愛嬌だけが評価されることに
限界を感じる。
能力を評価されたい。

愛嬌をこの歳で武器にできるのは
よっぽどの明るさと
ポテンシャルがなければ無理なこと。

これは、
大学時代の服を「もう着れない」と
断捨離していく感覚に似ている。

扱われ方の断捨離。
これは人生最大の難題だ。

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