忘れかけてた武勇伝はなぜ生まれたのか?
高校3年間、学年1位を取り続けた。
私が通っていた高校は中の中くらいの学力だったので、その後の人生に特に大きな影響は起こされていない。
高校の仲良し5人組で会うと「さすが学年1位」などと、未だに会話に出たりするくらいだ。
先日も5人で会った時に、久々にこの事実を思い出した。
自分が真面目と思われたくなくて当時から言われるのが少し嫌だったけど、これは人生で一時期的に巻き起こった武勇伝だと堂々としようと思う。
今後頭の良さを讃えられることは、この時期以上にはないだろうから。
しかし、私は中学生までは勉強ができなかった。
というよりもしていなかった。だから、数学となると20点いけば喜んでいた。(100点満点…)
部活が生きがいで、部活こそが学校に行く意味だと思っていたからだ。
そんな私がなぜ環境が変わっただけで、学年1位になれたのだろうか?
部活は変わらず続けていたし、数学苦手意識がなくなったわけではない。
今、その理由はハッキリとわかっている。
それは「塾には行きたくない!!!!!」
そんな気持ち一心で勉強をし続けることができた。本当にそれだけだ。
あと少しだけ家族が喜んでくれていたから。
成績が良いとクラスメイトからの当たりは強かったりして、クラスでは学年1位を隠したかったりもした。
学年2位の別のクラスの男子にはライバル視され、卓球でズタボロにされたことも覚えている笑
ただそんなこと以上に「塾には通いたくない!」この気持ちが私の学年1位を保ち続けた。
中学時代、勉強を全くしなかった私はギリギリになって塾に通い始めた。
平日学校から通ってきたら、18時から22時までの塾。
先生も優しいし、勉強って楽しいと思えた、テストの点数も上がり、とっても良い経験だった。
お母さんお父さんありがとう。
無事に受験に受かった良い経験。
それなのに私はどうしても、次は大学受験のためにまた塾には通いたくないと心から思った。
塾に通うと夜の時間が削られる。
好きな部活をしたり、テレビも見ることができない。
好きなことが制限されてしまうのが、心から嫌だと思ったのだ。
その強い想いが成績に表れただけ。
好きなことをしたいという、ただただ横着した想いでしかなかった。
そう考えると今も昔も考えは変わってない。
いつまで経っても、歳をとっても自分は自分だ。
自分を貫き続けたとき、またいつか武勇伝が生まれるんじゃないかと感じている。