29歳。忙しさが教えてくれたこと。

「忙しい」という言葉を極力使いたくない。

「忙しそうだね〜。」と言われると、
「そんなことないよ!」と
必ず否定で返してしまう。

「忙しい」=「心を亡くす」
心に余裕がなく不安定な心の状態。

こんな状況に置かれている自分を
絶対に認めたくないのだ。

お客様にも「お忙しい」ではなく、
必ず「ご多用」という言葉で伝える。

なんだか「忙しい」に敏感な自分。

それは、何度も「心を亡くす」経験をし、
自分がこの言葉の魔力を良く知っているから。

親へも友達へも連絡を返せない。

仕事中に仕事以外の会話ができない。

日常生活が回らない。

休みも仕事をしていないと不安。

何も考えないのは電車での移動中だけ。

こんな風に
私は忙しさに忙殺されることが多い。
そうならざるを得ない働き方。

そのうち悟りも開けてきたのか、
「心、亡くなってきたなぁ。」と
自分でも分かるようになった。

そんなときは、こんな対処をする。

同じ場所での作業は2時間まで、
休憩をとるか場所を変える。

徹夜するより数時間寝て
早朝から作業をすることが効率的。
(24:00-3:00で寝て3:00-働く)

天気の良い日はぼーっと歩く時間を作る。

何気ない対処法でなんとか乗り切ってきた。「忙しい」との上手なお付き合いだ。


そんな私だが、
この言葉との付き合い方を今見直している。

「やらなきゃ」じゃなく、
「やりたい」と思える能動的な「忙しさ」

やりたいこと。なりたい自分。
に向けて頑張る「忙しさ」

こんな付き合い方、なんかカッコいい。
ふと、そんなことを考える。

同時に、テレビの仕事に憧れていた
ワクワクした気持ちを思い出す。

なんだか懐かしくて嬉しい。

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