20代で手に入れた能力の生かし方って難しい。
私が20代で手に入れた1つの能力は「適応能力」だ。
20代は準備期間とよく言われている。30代では準備したものを生かして、行動していく期間だと私は感じている。
今年で30歳になる私がこの適応能力をどう生かしていくのかは、私次第。
適応能力ってどんな力?
全く違う環境にいつ何時でも飛び込めて、そこで自分の強みを生かす力ではないだろうか。
と書いてみたが、いや私はここまで強くはない!単なるこれは憧れだ!強みを生かすと言っても、資格があるわけではなく、誰もが驚く実績を持っているわけでもない…笑
この問いに正解はないのだが、私が今思いついたのは、「自分が選んだ環境で不満を口にしたり、めげたりしないこと。」ではないか。
これもあくまで暫定の考え!
今の職場では、人間関係や仕事内容で悩むことが1つもない。これはとても幸せなことだと私は心から思っている。会社と周りの人、この選択をした自分自身にも感謝をしている毎日だ。
あと1つ。「副業」という選択肢も今の私にはあり、そこにモチベーションを置いていることが大きいのかもしれない。(この話はまた次に)
去年の自分が願っていたことへ一歩踏み出せている。
こう思えている自分を客観的に見ると「適応能力を生かしている!」と言える。
適応能力はどこで培われたのか?
20代の頃に経験した制作の仕事。
新卒から7年間の経験は、時間が足りないと毎日感じるものであった。それくらい毎日が新しいこと尽くしだった。
いわゆる「業界人」と言われる人たちが若く見える理由が、ここにあると私は思っている。気がついたら終電や朝を迎え時間感覚が次元を越えていた。
人間関係にも悩みながら立ち回りを試行錯誤したり。
(どんな人の前でも堂々と明るい対応!それが1番大事…!)
新しい企画では専門家並みに知識をインプットしたり。
(朝方まで論文を見つめる日々…!それが楽しかった。笑)
先輩の斬新すぎるアイディアを実現するためハンズでDIYしたり。
(芸人さんが驚くくらいのアイディアを出す先輩もいたな…!)
そんなことを毎日していたから、時間が足りない中でも人並み以上に経験をたくさんして、いつの間にか「適応能力」を身につけたようだ。
能力にも盲点が存在する
誇りたいであろう自信の能力だが、盲点も存在する。
これは私の持論でしかないのだが、盲点とは人との違いに気がつけないことだ。
生かし方次第では、自身をマイナスな方向へ導いてしまったり周りの求める声に気がつけないことがある…。そんなことを実感した出来事がつい数週間前に起こった。
今の職場になって3ヶ月が経ち、偶然同じ仕事をすることになった同期が1人いる。私と同じく未経験からの初めての環境でのスタートだった。
私は「職場環境良いね〜。」そんな風に同期にも話していた。
しかし、同期自身実は環境に慣れないことや初めての仕事内容など色んな場面で悩んでいたのだ。私はそれに気がつくことができなかった。
寄り添えていなかった自分に対して、「致命傷ではないか…!」と反省もした。自分と他人には、それぞれの感情があることを察することが全くできなかった。
さらに、私が「良い職場」というある意味暗示のようなプレッシャーをかけてしまっていたのかもしれない。捉え方は人それぞれなのに。
1年前このnoteを始めた頃の私の感情と今の同期の感情は似ているものだったのかもしれない。
本当に辛くて味方もいない状況だと勘違いするくらい、自分を追い詰めてしまっていたのかもしれない。
寄り添ってあげられる存在になってあげなきゃいけなかった。
そんな盲点に気がついた。今気が付けてよかった。
能力に気がつくことと同じくらい、生かすことって難しい。
これからの生かし方
20代で必然的に手に入れた能力。
時に自然と息をするようにしていることがある。気がつけない弱点もあることも忘れないように。
30代ではそれをコントロールして、自分とそして周りの人たちのために生かしていこう。