28歳。一瞬を楽しみ続けるコツ。
小学生の私は長すぎる夏休みがキライだった。
クラスの好きな子に会えない。
大好きな先生や友達に会えない。
授業が恋しい。
そんな純粋な理由ではない。
長い休みの中でたった1日でも、
予定ゼロの日があることに耐えられなかったのだ。
そんな日は母に「どこかいきたい!」と泣いて訴えかけていた。
あの頃の私に言ってあげたい。
暇って素晴らしいんだよ。
休むって大事だんだよ。
毎日働くお母さんだから休みの日は家にいたいんだよ。
お母さんに謝りなさい。
1日くらい家でゆっくりする日があってもいいじゃない。
そして、その泣いている時間を楽しむ時間に変えられていたら、
きっと長い夏休みを心の底から喜べていたのに。
そんな気持ちでいたため、
当時は「忙しそうに仕事をする大人に早くなりたい!」
なんてことも幼いながら思っていた。
今思うと、なんてあの頃は幸せ者だったんだろう。
一瞬を楽しみ続けることが大事。忘れがち。
大きく捉えると一生もそう考えられる。
先を見すぎても今を生きていないと、楽しめてないと、意味がない。
チリツモ方式で、「楽しむ」を続ける。
簡単に言うけど簡単なことではない。
小学生だった私にでさえできていなかったことだ。
1つの楽しみに向かう気持ちはもちろん大切。
しかし、楽しみだけに縛られその他の日を
やり過ごす日にしたり、耐える日にすることは
勿体ないおばけが出るほど勿体ない。
社会人なら誰でも共感するであろう平日5日なんて良い例だ。
土日の休みに向かって仕事を頑張る。耐える。
そんな考え方をするよりも、今この一瞬を楽しむコツを見つけること。
これこそ、長いようで短い私たちの人生において最重要任務なのだ。