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時計を計算機にした小学生は大人になって苦労します

私は小学1年生の時に気づいてしまった。

だいたい教室の前方にあるあれ。
アナログ時計。
私にとってのそれは計算機だった。

例えば、さんすうの足し算。
5+2=( )
という問題が出たとしよう。

5時から数字を2つ進む。すごろくのように。すると7時になる。
そう、だから答えは7。
引き算の場合は戻ればOK。

基礎学習の時点で自分で考えることを放棄したものだから、計算が2桁の組み合わせになる頃苦手になり、“さんすう”から“数学”と名を変えたあたりにはもう諦めていた。

40歳を過ぎた今。買い物で割引されていても一体いくらになるのか…お恥ずかしながら暗算できない。
とりあえず、半分である「5割」「50%」を基準に、あとは体感でざっくり予想。

時計はさすがに卒業して、今はスマホの計算機に頼りっきり。

開発者に感謝。
そして基礎学習の大切さを痛感。

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