関西男子の鉄板ネタのオチをかっさらってしまった話
所謂鉄板ネタと言うやつだったんだと思う。
何度も話して、その度に大爆笑を撮ってきたような。
おもろいといわれる関西男子の多くは、そう言った鉄板ネタを腹の中に忍ばせているのである。幾重にも。
ことの発端は、某海外メーカーのグミが話題に上がった事だったと思う。
「○リボーって美味しいよね」とか、「食べ始めると止まらないよね」とか。なんて事ない与太話に花を咲かせていた時、おそらくそのタイミングをつかず離れずの位置からハイエナのようにフラフラと狙っていたのであろう。突如件の関西男子が会話に入ってきたのである。
このような書き方をすると誤解が生まれてきてしまうかもしれないが、関西男子とは普通に仲が良かったし、何ならいつも面白い話をしてくれるので私たちの与太話に入ってくるのは全然構わないのである。ただ、彼が会話に入ってくると会話のペースが一気に上がり、話題の中心は常に彼なので、私たちは素早くオーディエンスとなり、当たり障りのない相槌、できれば彼が気持ちよくなれるように返答をしなければいけないのである。ほんまそう言うとこやで関西男子。
私の中にうっすらと緊張が張り詰める。
そうこう行っているうちに鉄板ネタがクライマックス直前に差し掛かったようである。突然話が振られる。
「腹いっぱいになるまでグミ食べるとどんなう○こででくるか知ってる?」
出た参加型。そんな自信満々で聞いてくると言う事はこの先の展開は予測不可能、抱腹絶倒の結末が待っているのか。
したら、私が多少茶目っけで小ボケをかましてもいいかな。
それと同時に少し前にsnsで見かけた、子狐のうん○が脳裏をかすめる。
返答の制限時間が迫っている。答えるんだ、私。
「虹色のキラキラのう○んち?」
「………なんっでやねん!!!!」
あの有名なツッコミ「なんでやねん」が当てはまる会話は後にも先にもコレっきりである。ものの見事に大爆笑をかっさらってしまった。
この後何を言ってもきっと霞んでしまったであろうし、今でもたまに思い出して「ごめんね」って思ってる。
子狐のうんち、気になる人は調べてみてね。