学校司書となった詩織の、2年目の図書室での物語です。
(前作からの一応続きですが、この本単体でも問題なく読めます。)
詩織は司書資格なく学校司書となった身ですが、司書としての学びを深めるため、今作から通信大学による司書資格取得挑戦や市立図書館でのレファレンスサービスを受ける様子など、前作とは違う切り口での司書の様子が書かれていて面白かったです。
司書という立場について悩み、周囲の先輩に助言をもらいながら進んでいく詩織の姿は、生き生きとして眩しいです。
たまたま、学校司書となった詩織ですが、天職と呼べるものを見つけたのではないかと思います。
運命というのはどこに転がっているか分からないとつくづく感じます。
以下、印象に残った部分を引用します。