プラスチックは悪者?
プラスチックは常に悪いものなのか?
コットンとプラスチック:
どちらのバッグが環境に良いのだろうか?
多くの人は当然、コットンのバッグが一番だと言うだろうが、それはそのバッグを何千回も使っている場合だけかもしれない。
驚きましたか?説明を続けよう。
プラスチックが環境に有害であることは間違いありません。プラスチックを製造すると、大気中に有害物質が放出されます。
プラスチックは大量に使用され、1回の使用で廃棄されることが多い。
捨てられたプラスチックは何世紀にもわたって埋立地に放置されたり、海を汚染して野生生物に害を与えたり、分解されて汚染物質となるマイクロプラスチックになったりする。
こうしたことから、多くの人々がプラスチックの使用量を減らす方法を模索している。
しかし、状況は一筋縄ではいかない。コットンバッグに話を戻そう。確かにプラスチックよりは生分解性が高いが、利点はそこまでかもしれない。
コットンの工業生産には、水や農薬とともにはるかに多くのエネルギーを必要とする。バッグが重くなれば、輸送に伴う二酸化炭素排出量も増える。
コロンビア大学の論文によれば、コットンの買い物袋がプラスチック製のものより持続可能であるようになるには、7,000回以上使用する必要があるという。
ショッピングバッグだけではない。
自動車や飛行機の軽量プラスチック部品は、燃料使用量と排出量の削減に役立っている。
もし私たちが衣服や履物にこれほど多くのプラスチックを使わなければ、十分な量の天然繊維や皮革を生産するために必要な土地、水、化学物質の量は膨大なものになるだろう。
研究者たちは、プラスチックの生産過程で炭素を固定化し、大気中の量を減らすことができないかどうか調べている。
プラスチックのもうひとつの特徴が、実はこの問題の鍵かもしれない。
プラスチックが何世紀にもわたって長持ちするという事実が、環境破壊の原因となっている。
問題は、私たちがそうしないことが多いということだ。
プラスチックは環境に深刻な害をもたらす可能性があり、捨てる量を減らす努力をすれば、この害を減らすことができる。
プラスチックをもっと再利用することは、そのためのひとつの方法なのだ。