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第33回後編_古情のデザイン個人史_2024_9.15

片倉洸一の耽楽的音声記録
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前編
https://note.com/brainy_azalea673/n/n48873cc288b9
中編
https://note.com/brainy_azalea673/n/n2c8b53e3c427
まだまだ収録を続けて今度は古情さんのデザイナー的な面に重きを置いた個人史を伺う。

1-幼少期
・小学生の時に父から「鮫肌男と桃尻女」(1998)を薦められる。―我修院達也(元若人あきら)への関心
※かつて本人と30分対談した経験もあるとさらっと話す古情氏。
・古情氏による「ナイスの森」概観―「合コンピクニックしましょう」があちこち行きかう内容らしい。
・古情自作の「キャラ図鑑」―色々なキャラが集結するシチュエーションが「ナイスの森」や親父のDJリミックス好きの影響から好きに。
※川西卓 「VINYL FANTASY」をサッカーの送迎中に聞かされる経験は鮮明。
・興味の根本が広告やCMに向く。グラフィックデザイナーへの関心。―しかし広告代理店務めの親父は薄給で働くデザイナーを見てきて薦めず。「デザインは稼げない」

2-学生時代
・依然として絵に関する興味は続く―高校在学中に美術系予備校に通うが父の「絵を描く奴は好きで描いてる。通って描いてない」という指摘で辞める。
・高校美術部の思い出―男子はF君と2人だけ。後は女子だらけの美術部だが先輩のノリ(入部に来た古情の口にマシュマロとクッキーを押し込む)、F君の態度に距離を感じる。
※戦車の絵がうまかったF君は普通に東京芸大に合格。
・美術部合宿の思い出1―栃木での合同合宿の道中にて電車でF君と居合わせたが、当然のようにF君が古情の隣に座って爆睡して寄りかかってきて汗でお気に入りのTシャツを汚される。その上で車内に充満していたタフマンの伊東四朗の広告を指さされた苦い思い出。
・美術部合宿の思い出2―他校の男子多めの美術部の一人であるU君との出会い。ムーンウォーク合戦から始まる友情。
・話は急に受験前に―受験3ヵ月前に武蔵野美術大学一択だったが…
・長崎+九州医学専門学校出身の両親の思わぬ出会い
※父は雨の日は通学せず中退して文明堂へ。母は理学療法士になって今では病院幹部。
・本来浪人はダメだったが慶応を選択肢に入れた途端に許可―古情としては「ビリギャル」の表紙のモデルが本学にいるものだと錯覚して目指す。しかし1度目の受験では美大も慶応も落ちる。
・1浪後、どちらもあっさり合格。古情は慶応SFCを選択―美大と受験科目が共通してる事もあって意外と同類が多かった。

3-大学時代以降
・起業精神が高い環境で希少なデザイナー人材としてあちこちから仕事をもらう。しかし学費ローンの返済が卒業後すぐに始まるのが気に入らず、2年時で中退。
・芸大の人間との違い―古情に対する態度は、競争相手とみなされないため軟らかい。美大の価値観「大学来てない人はもう売れてる」
・芸大の人達―作品のクオリティ前提 古情の場合―人が前提で仕事が来る。コネの達人の古情さん。

4-キャラが強烈な古情家
・中退時の「面白そうじゃん」は過去の自分への声か
・音楽と服をずっと集める80年代90年代サブカル愛好家の父―根本敬のイベントで古情はドン引きして退散。
・古情父の来歴―医学専門学校中退後に文明堂就職して東京に転勤後退職→居酒屋店長など→スカウトされて広告代理店に入るが社長が新興宗教にハマって幻滅して同僚に誘われて新会社に移る。
・古情母―真面目だがどこでも仕事はできるという態度の「野良人間」。
・古情家―家父長制の強さを感じる。長男としての優遇、フラットな家族関係に対する違和感。大学以降でようやく家族との距離感が縮まる。
・古情母による小学生の時の親父の「バナナ投棄事件」に関する謝罪―母親として「拾ってきなさい」と言うしかなかった…
・片倉の推察―良かれと思って続けていた習慣を拒絶された衝動なのでは。
・古情の衝動エピ「鼻毛カッター号泣事件」―些細な事に対する異常な情熱が裏切られたという印象。親父のバナナ事件も同じ原因では。

outro
・過去最長の収録に思う事―これぞ耽楽的音声記録だ!
・音声記録において重要なのは気楽さ
・グダグダ締めくくり
・古情の目標―ガス窯で作品を作りたい
・片倉と古情の居住形態―一旦住み着いたら動かない片倉、6年で7回引っ越した古情だがガス窯でさすがに動けないのではないか。しかし…
※土砂災害警戒区域、ガス窯のトラブルなど色々と問題は考えられる。
・グダグダ終了。

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