ASDである私の特殊な文字や数字の見え方
こんにちは。あぱっぽです。
桜が咲く季節になりました。私は最近b型作業所に通い始め、別の記事で投稿しようと思いますが、たくさんの出会いがありました。将来への不安が尽きないのですが、自分がやれることを無理なくやっていこうと思います。
今回は、私の文字の見え方について書いていきます。
皆さんは、文字をどのように認識していますか?
きっとほとんどの人は文字をすらすらと読めると思います。時々難しい漢字があったり知らない名前があると少しつまづくのではないでしょうか。
私は少し他の人と違う文字の見え方をしていて、文字に色がついて見えます。
これは共感覚と呼ばれ、人口の約4%が持っているとも言われ(色々な説がありますが)、あなたの身近にもいるのではないかと思っています。またはあなた自信が持っている可能性も。
共感覚には文字に色が付いて見えるものや、音に色を感じる人、音に味を感じる人など、さまざまな共感覚があります。
私は文字を覚えた時から色が見えていて、「あ」だったら赤に見えたり、数字の「2」だったら水色に見えたりします。これはずっと小さい頃から変わってないです。もっと強い人なら初めて見る外国語の文字でも色が付いて見えるそうなのですが、私は日本語でしか色が付いて見えず、おそらく小さい頃に習った印象が強いのかなと考えます。
文字に色は付いて見えるのですが、通常の共感覚と比べて少し特殊で文字自体を認識するのは得意ではないです。漢字は苦手で小学生レベルの感じでも読めないです。
どうやって文字を認識しているのかというと、
①文字を見る
②色を感じる
③その色でどの文字だったかを選び取る
という感じです。
ひらがなでも一音一音確認しないと行けないのでスラスラ読めません。LINEやメールのやり取りは、iphoneにある視覚障害や文字が読めない人向けにある読み上げ機能を使っているのでそれでやり取りをしています。昔は小学生レベルの漢字ならなんとか読めていたのですが、最近は難しくなりました。
私は時間がある時に読書をしているので、側から見たら文字を読むのが得意な人と思われるのですが、内容は全く理解していなく、実は文字を読む練習をしているのです。それと、文字に色が付いているのを見て楽しんでいます。ちょっと独特な読み方をしているので周りからは文字が読めていないといっても最初は理解してもらえませんでした。自立訓練のスタッフの人にも説明しても全く理解してもらえなかったので辛かったです。自分も説明が下手なのもあったので余計に理解してもらえなかったです。
私はもう一つ共感覚を持っていて、それは「ナンバーフォーム」と言います。
ナンバーフォームとは、数字やカレンダーなどが、空間的なものとして認識することです。
どう説明すればいいのか難しくて聞いてもわからないと思うので、画像をお見せします。
このように、私はカレンダーを認識するときは、円を書いたようにぐるっと一周し、そこに自分がいるみたいに見えています。
数字は画像みたいにくねくねしてはいないのですが、私の場合は階段上になっていて数字が上がるにつれ段々階段が上がっていく感覚がします。
上のカレンダーの画像を見たときはびっくりしました。私が小さい頃から考えていたことが画像として浮かび、しかも他の人が同じことを感じていたのだとわかり、驚きました。
これを聞くと数学の天才に思われるかもしれませんが、私は数学は大の苦手でした。計算も得意ではなく、小学生レベルです。けれど、数の大きさはこの共感覚のおかげでイメージしやすかったです。
私が共感覚を自覚したのは数年ほど前で、母に「お母さんの名前って紫に見えるね。」といったら驚いていて「それってどういうこと?」と言われました。私もその時驚いていて、みんな感じているものではないとわかりました。
その後ははが共感覚を見つけてくれて、そこで初めて知りました。ナンバーフォームも文字の共感覚の後に知りました。他にも音に色や味を感じる共感覚などがあり、とても興味深いなと思いました。私の共感覚もそれと同じで他人から見たら不思議なものなんだと感じました。
自立訓練での発表でそのことを発表したら、同じ利用者の人から「自分は曲に角度を感じる」と言われて驚きました。共感覚にはいろんな種類があってまだまだ知らない感覚があると思いました。
もしこの記事を読んで私と同じ共感覚やそれ以外の共感覚がある人がいたらコメントで教えてください。共感覚を持っていなくても全然大丈夫です。
自分が考えていることや感じていることが他の人と違うことは案外あるんだなということを知りました。自分の特性についてこれからも見つけて行けたらいいなと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。