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まず初めに定義を確認しよう

昨日の続き。

先日、こんなことがあった。
ある大学院生と話をしていた時に「位相」の話題が出た。

その院生は物理を専攻していたから「波動の振動状態について表しているもの」として位相の話を出したのだが僕は物理に詳しくないので、数学のトポロジーのことだと思い、

対象物の「近さ」を数学的に表現したものについて多様体とか次元の話を軽くしたら

???

となってしまった。

話がかみ合わないなと感じていたので、
「ポアンカレ予想って知っていますか?」

と院生に尋ねたら初めて僕が物理の「位相」を数学の「位相」だと思い込んでいたことに気づいた。

何のことかさっぱりな人は下記を参照くださいませ。👇

物理の「位相」

数学の「位相」

専門用語の話になってしまったが、昨日の記事同様にあるテーマについて話をする前に自分の使う言葉の定義を説明しないと誤解が生じる。

たとえ相手も分かってくれるだろう、と勝手に暗黙の了解で説明を省いてしまうと議論が変な方向に進んでしまい、ふりだしに戻ってしまう。あるいは、議論が終始平行線でかみ合わずモヤモヤするかもしれない。

大学数学では定義をしっかり理解した上で理論を展開する。

これは日常生活においても決して特異なことではなく、自分の考え方の筋道を立て、相手と共有するためにも言葉を定義することは大切なのだ。

そんなことを昨日、母校の大学構内を歩きながら考えた。

今日も皆様にとって、良い一日になりますように。

It's your pain or my pain or somebody's pain 
誰かのために生きられるなら
It's your dream or my dream or somebody's dream 
何もこわくはない

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竹内康司
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