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夢の途中

こちらの夢、温めますか?
コンビニで「おにぎり温めますか」的なノリで訊ねられたら何て答えるだろうか。

半年に一回くらいの頻度で会社を辞めて大学院で数学の勉強がしたい衝動に駆られる。

でも辞めずに今の仕事を続けるのは自分の思う「一流」に到達していないからだ。

理不尽なことで怒られた時、仕事でミスをした時、失恋した時、誰かの生活が羨ましく思える時、他人と比較して自信を持てない時・・・。

生きていればモヤモヤしたり心が晴れなかったりする日もある。

そんな時、僕は数学の学習をしてきた。
それは数独を解いたり、微分積分の問題を解いたりと簡単な問題をやるだけでも良かった。

数学のことを考えている間は他の余計なことを考えなくて済むし、一つの問題に没頭していると悩んでいることを忘れてしまう。

例えるならマラソンに似ている気がする。
最初の方は苦しくて、もう止めたいと思うかもしれないが、どんなに遅いペースでも走り続けていると、走ることだけに意識が向かって他のことは気にならなくなり、ゴールしてみると自分がこだわっていたことから解放され、スッキリした心持ちになる。

つまらない毎日の繰り返しで嫌気がさすこともあるかもしれない。
でも、そんな時は夢を育てているのだ、いつか「ぐるんぱ」のように自分のやってきたことが報われる日が来ると信じることで、もう少しだけ続けてみようと思う。

昔にはもう戻れない
手に入れるべきは未来
聞き流してくれたってかまわない

全てはスタイル飛び方次第
そりゃ嫌なことだってあるさ
得体の知れない恐れや退屈も
ひとつずつ越えて行く
そうやって仕上がってくる
大丈夫、今は振り返らないで

全てはスタイル飛び方次第
代わりは誰にもやらすな
その目に映る世界が全てというなら
違う場所みてみましょう
まるで知らないことだらけ
大丈夫、僕は君を忘れない

稲葉浩志「羽」

今日も皆様にとってよい一日でありますように。
夢は時間をかけてゆっくりと温めていこう。
いつか実現すると信じて。

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竹内康司
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