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経験にとらわれない

昨日、僕は新聞で読んだ熟年夫婦のお悩みについて言及した。
結婚経験もまして同棲経験もない者が何を偉そうに、と思われた方も少なくともいたかもしれない。

人の気も知らないで。
ぬるま湯のような生活を送っている奴に何が分かるのか。

時として経験がないために頓珍漢な言動で人を傷つけてしまうこともある。

しかし経験者でなければ特定のテーマについて語るべきではないのか。

いつもの癖で、アンチ「べき論」な僕がにょきにょき出てくる。

それなりの社会経験、社会的地位のある人でも失言はするし、余裕のない状況下においては誤った判断をすることもある。

岡目八目という諺のように特定の問題に対し、当事者から離れた立場の方が客観的な見解ができることもあるので、経験の有無は活用できるとしても、それが全てではないと僕は考える。

だから通説とは異なる認識をもつ他者を排除しないようと努めること。その受容の過程において、保守的なこだわりや先入観を見直す契機となるのだから会議やワークショップの場では、年齢・肩書の有無にかかわらず全員の意見をシェアする。

また経験がないからこそ先入観にとらわれず、一線を画すアイデアが生まれるのかもしれない。

「何事にも先達はあらまほしきことなり」という言葉があるもののあえて、「先達も素人もあらまほしきことなり」を提唱しよう。

僕は今、未経験で全く異なる分野の事業のプランニングをしている。起業するとかそういう話ではないのだが、準備段階のため詳細が固まったら改めて発表するつもりだ。

日の目を見るのは来春になるのか未定ではあるけれど、失敗を恐れずに挑戦したい。そう、世間の常識や慣習にとらわれないことが「他所者」、「若者」の強みだから。

だって肩書や地位などないから笑われたって大したことじゃないし、むしろ全力で面白いことをやっている内は他人の目なんて気にしている暇はない。

失うものなんてたかが知れている。

評論家は止めて、前向な愚か者でありたい。

今日も皆様にとって良い一日になりますように。

生き急ぐことも、色々な遍歴を経て新たに挑戦することも悪くない。
どうせ後悔するのなら、自分の正直な気持ちを大切に。

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竹内康司
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