Mさんのこと①
今日はお休みの土曜日。
平日に書き淀んでしまった記事を思い出を振り返るように書こうか。
一応注意書き↓
なので今日の記事も一部脚色してあります。
悪しからず。
大好きだった彼女にフラれて2ヶ月。
周りは楽しい夏休みを送る中、何をしても腑抜けた状態で覇気はなく、死んだ魚のような目をして過ごしていた。
そんな僕に札幌のある町内会の夏祭りボランティア運営を先輩がもちかけてきた。
その当時、僕は子ども達に勉強を教える学習支援ボランティア団体に所属していて、そのボランティア活動のために会場を貸してもらった関係で、その地域との関わりがあった。
たしかレンタル会社からポップコーンや綿あめを作る機械を借りて出店をやるから手伝ってほしいというオファーで、時間を持て余していた僕が選ばれたというわけ。
まぁ一人アパートで本を読んだり映画を見たり、時折元恋人のことを思い出したりしているよりは夏休みを有効に過ごせるだろうと考えて引き受けた。
Mさんと出会ったのはボランティアの初顔合わせの時だった。
ついこの間、釧路から札幌に引っ越してきたという色白で水トアナに少し似ていた。
あんまり書くと怒られるけど結構胸が大きかったので、思わず目がいってしまった。走ったりするとアメリカンクラッカーのように揺れていたような…。
いや、僕も一応男だし、
その時分は、まだ若くて元気だったからさ…。
僕の隣に座っていたMさんは、自己紹介の時、ダンスが趣味で美味しいものを食べることが好きだと話していた。自己紹介と簡単なミーティングが終わった後、Mさんは僕に話しかけてくれた。
新潟から札幌に来たんだ〜。
こっちは寒いっしょ。
あーでも、雪は新潟も沢山降るか…
僕が自己紹介で新潟出身だったことを話したことに関心をもってもらえたのは嬉しかったし、失恋で傷心気味だったので他者からの何気ないひと言に心が和んだ。
たしか僕はMさんに
釧路は湿原が有名ですね。
ラムサール条約でしたっけ、とかなんとか話をしたような気がする。
というか会話内容よりも屈託なく笑う顔、表情が素敵でもっと話をしたいなと思った。
決してボインばかりをチラ見していたわけではない、多分。
続く
今日も皆様にとって良い1日になりますように。