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映画感想「ビューティフル・マインド」

「ビューティフル・マインド」
実はこの映画も件の英語の講義で上映された。

恥ずかしながら講義で初めて鑑賞し思わず涙してしまった作品だった。

統合失調症に苦しみながらもノーベル経済学賞を受賞した天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いた映画。
ちなみに僕の大学3年生まで所属していたゼミはゲーム理論を専門に研究している先生のゼミだったのでナッシュとは全く無縁ではない。

余談で恐縮だが大学4年時に当時の指導教官が異動してしまったので卒業論文はゲーム理論とは全く関係のない労働経済学のテーマについて書いて提出した。

さらに昨年、「数学みえる化プロジェクト」の正宗先生とも話をしたが、ナッシュは微分幾何学の分野でも大きな功績を残した数学者なので本当に天才なのだ。

興味のある人向けに↓

数学的な話はさておき、映画「ビューティフル・マインド」は素晴らしい映画であるものの、タイトルの意味が分からなかった。
初めて見た時は、ナッシュの天才的な頭脳のことを指すのかと推測したが、よく考えるとそうではない。

社会人になって改めて見返すとタイトルの解釈について、ある日ふと悟った。

数学を楽しむナッシュの純粋な心のことを指し示すと思っていたが、そうではなくて、きっと病気に苦しむナッシュを支え続けた家族や知人の心を指すのではないのか、と。


今日も皆様にとって、よい一日でありますように。

育ってきた環境や価値観は違えど僕らは同じ星の下で生きている。
だから、もう少しだけ頑張ってみるよ。


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竹内康司
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