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20代で選ぶ僕のベストアルバム10

 日本人はランキングが大好きと聞いたことがある。話題作りのためってのが大きいのかも?それが日本の風潮なら僕は否定しない。競争社会から飛び降りる選択を出来ないでいるどこかの君へ…音楽くらいは、、ねぇ?ランキングの基準は僕の好み!全くの主観!僕と同じ20代向けに聴きやすそうなの選んではいる。日本人アーティストのみ!

10位「THE ANYMAL」 suchmos
 割とブルースっぽい。暗いアルバムなんて言われるけどSuchmosのアルバムの中では若い世代に刺さるメッセージが多いアルバム。収録曲のwaterはSF映画のような世界観で大好き。火星のクレーターでランデブー…良いね!憧れるぜ!是非、一人でゆっくり聴いてほしい。


9位「ロマンチストエゴイスト」 ポルノグラフィティ
 アポロ入ってる!2曲目のcentury lovers聴くと何故かジョンレノンに興味が湧く!世界が終わるなんて言われた1999年に突如舞い降りた大好きな曲。全体的にポップスとしてダレさせず聴きやすい仕上がりのアルバム!


8位「tasty city」 ゆいにしお
 ネオシティポップ!ゆいにしおが女の子目線で現代の恋愛を爽やかに歌い上げる聴きやすさ満点、楽曲満点の一枚!ある歌詞に小沢健二へのリスペクトも感じる…ゆいにしおには僕はかなり注目してる!諸君、エペばっかやらないで恋しよ?(僕は童貞!)


7位「A(エース)」 電気グルーヴ
 シャングリラどっかで聴いたことある!テクノをサンプリングにより芸術的かつポップに仕上げたアルバム。理論じゃない!感じろ!電グルによる抽象絵画の世界!よく電グル入門盤として選ばれるが僕は一番カッコいいと感じるし好きだ!


6位「ゴーストアルバム」 tempalay
  面白さとカッコ良さの絶妙なラインを突くセンスの塊みたいなアルバム。洋楽的な感性に影響される日本アーティストも多い中、彼らはあくまで日本人としてサイケを取り込んだ!そんなアルバム。本当にカッコ良すぎる最高…


5位「カードキャプターさくら主題歌コレクション」

 アニメ盤だとなめてると足元掬われるどころか足が無くなる奇跡のアルバム。カードキャプターさくら観たことないよぉって人!観ないで聴いてみて!そのほうがアルバムとしての良さがよくわかる!本当に良いアルバムなんだ!キャラソンと主題歌集めただけなのに!僕のオススメはドライブ中に聴く、彼氏彼女がとなりに居ても良し!いってらっしゃい!


4位「イシュメル」 悠木碧

 童話的な物語の中にいる気分になるアルバム。4位に声優?なんて思うだろうがターゲットは20代…悠木碧といえば鹿目まどかでしょ!だから入れさせてもらう。だけど勘違いしないでほしいのは世代の「話題性」のみで評価してないこと!音楽として評価してる。2曲目のアールデコラージュ ラミラージュはビーチボーイズ的な美しさを感じるし、彼女のピチカートファイブやROUND TABLE的なボーカルと声優的な芝居がかったボーカルに対しての高いレベルで纏める楽曲達の相性。そんな言われても知らねぇよって感じだよね…これらがアルバムの童話的な妖しくもふんわりした甘い世界を見事に表現してる。是非、絵本みたいに「作品」として体験を楽しんで聴いてほしい!

3位「3✕3✕3」 ゆらゆら帝国

 まず爆音で脳がぶっ飛ぶ、音でか!耳いかれるわ!ボーカルギターの坂本慎太郎は歌詞自体に意味はないって言ってるけど、どうだろう?言葉を繋げたときに曖昧で抽象的な意味がそこに出来てしまってないか?僕ら若い世代の感覚的な共感に刺さる歌詞が多いアルバムだと僕は感じる。誰が何と言おうと最高のロック、現代社会に飲まれそうな自分の意志さえも失った子供達のための劇薬アルバムだと僕は言っておこう。


2位「LIFE」 小沢健二
 東大の王子ってナルシストか何かかよって僕は学生の頃に小沢健二を最初調べたとき思った。この順位なのは現在の楽曲の話題性、アルバムとしての良さが理由。みんな大好きブギーバックやラブリーが入ってるアルバム。こんなこと言うとアルバム聞きたくなくなっちゃうんだよね…😈わかる。わかってて煽ってる。聴きたくなくなった尖った君には「刹那」ってアルバムを聴いてほしい。LIFEは僕らが大人になるためのアルバムだと僕は考える。嫉妬やらコミュ障やらひきこもりやらそんな問題を僕らは抱えてるけど、それが些細な問題だと思える日常の美しさに気づかせ華やかな気持ちを提供してくれるアルバム。
 「Life is come in back!!!!!」


1位「ヘッド博士の世界塔」 フリッパーズギター
 僕が大好きってのが一番の理由。彼らをパクリバンドだと言う人達もいるけど、コラージュ作品だよね。彼らのセンスや作りきった技術は間違いなく評価すべきだ。ローリング・ストーンズやプライマル・スクリーム、ビーチボーイズがチラチラ見えるアルバム。音楽を聴くときに影響元を辿って聴くタイプの人にオススメ。作品としての評価で「どっかで聴いたことあるわ」「パクリ」なんてよく見るけど作品って結局は「引用」と「自分の体験」からなるもので彼らは引用がわかりやすい音楽からだった。それだけ。重要なのはアルバムが表現してる何かの終わりを予感する浮遊感、表現してる色は違えど坂本慎太郎の歌詞に通じる感覚的な共感。カラフルでビビットカラーとパステルカラーが入り混じったような何か幸せな地上ではない天空の世界。この世界を作り上げたことは称賛に値するだろう、単純に曲かっこいいし僕のインスピレーションはこのアルバムからくることが多い。

「いっぱいちゅき!!!!」


  さいごに
 今回ランキングに入れてないアルバムもかなりある。20代の感覚、話題性、聴きやすさを自分なりに考慮してみた。ヘッド博士が聴きやすいのかだって?…………………………☻現代の20代の感覚と相反するアルバムも多いのはわざと。この時代に生きる僕らは話題性と安易な共感を狙った楽曲は山程聴いてきただろう?慰められるだけの優しい中毒性のある世界そこからどうか一歩踏み出してほしいと、どこかにいる一人でいることに不慣れなあなたに贈るランキングでした!!大丈夫、こわくないよ?疲れたでしょ?せめて音楽だけは話題性と共感によるお友達作りしなくても良いんだよ。音楽の全てを的確に言葉で表現しようとしたら、殆どの人は理解すら出来なくなっちゃう。小学校で音楽鑑賞したよね?あのとき、子供の少ない言葉で自分が感じた音楽の世界を文章にしようと頑張ったよね。聴き方なんてそれで良いんだよ。専門家みたいな言葉で無理に理解したり表現しなくていい。拙くてもいいんだ、重要なのは音楽作品の世界を自分が感覚的に理解して捉えて楽しむこと。

 「おわり!!!!」





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