年金未納分の納付:365日後に育休復帰する父(187日目)
大学時代、国民年金は学生特例の納付猶予をしていた私。ふと、そろそろ追納できなくなることを思い出した私は、自分が払っていない年金によって、どのくらい老後の受取額に差が出るか気になって調べてみることにしました。
〇便利なねんきんネット
自分は大学に人より2年長く行っていたので、未納分も2年でなく4年分。とりあえず、4年分の未納額がいくらになっているかを調べることに。
ちょこちょこはがきで届く年金定期便なんてどこに捨てたかわかりません。とりあえずインターネットで検索してみると、ねんきんネットに登録すればこれまでの納付状況が見られるそう。
登録するのにパスワードとかなんとかいろいろ面倒くさいんだろうな…と思っていましたが、マイナンバーカードを使えば一発登録。マイナポータルに登録しておく必要はありますが、簡単で助かりました。
調べてみると、4年分の未納額はざっくり80万円。現行の制度では、国民年金は1年未納すると受取額が年2万円くらい減るそうなので、自分が年金を受け取る際には満額の場合と比べて年8万円減額されるようです。
年8万円というと10年で元を取れるのかと思いましたが、父の家系の男衆、祖父は75くらい、父は61、叔父は50手前で亡くなってるので、80万円払っても元取れなさそうだなあ…と思い、追納を少し渋る気持ちもありました。どうせ自分らが年金を受け取るころには、今の65じゃなくて70歳からになってそうですし。なんなら75からの可能性もありそう。単純に年金の受取額が減額されるなんてこともありそうですしね。
ただ満期を迎えて寝かせているだけの独身時代の預金もあったので、社会貢献+ちょっとした保険のつもりで追納することにしました。結構な大金ですが、独身時代の借金なので家計から出すのはなんか違うと思ったため、個人の財産からペイです。
〇いざ、年金事務所へ
娘を妻に任せて、車で30分程度の所にある年金事務所へ。
年金事務所ってお年寄り相手のことが多そうなので、平日だろうが関係なく混んでいるイメージが勝手にありましたが、自分が行った日は空いていました。銀行のように発券機から番号札を受け取り、5分ほど待っていたら呼び出しが。
窓口で即追納、というわけではなく、まずは追納申請書というものを書きます。いつからいつまでの期間の追納をしたいです、という書類を書いた後、払込票が自宅に郵送されるといった流れです。なので追納は後日コンビニや金融機関でということになります。
帰り際、窓口の方から「ねんきんネットの登録はお済でしょうか…?」との確認が。済んでいると答えると、申し訳なさそうに「年金定期便のペーパーレス化にご協力いただけましたか…?」とのお願いも。
ねんきんネットに登録した際についでにやっていたのでその旨を伝えると、「ありがとうございます!」とものすごい勢いで感謝されました。きっと年期定期便を発行する手間も馬鹿にならないんでしょうね。
メインの客層のお年寄り相手だとなかなかペーパーレス化というのは難しいし、かといってそういうのが得意そうな若い世代には年金定期便などあまり見てもらえないしで、なかなか苦労しているのでしょう。大したことはしていないのに、いいことをした気分になれました。
皆さんもぜひ、ねんきんネットの登録と年金定期便のペーパーレス化を。