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年金を払うのに何回も銀行に行った話(2)

前回、というか昨日!
 ゆうちょ銀行へ、年金の1年一括払いの口座振替の申し込みをしようとして、結局、印鑑証明が必要で申し込みできずに終わった。
 そのついでに、通帳の修理やクレジットカードの解約などいろいろ収穫もあった。

 今日は、印鑑も通帳もちゃんとあることを確認したし。
 クレジットカードの解約と印鑑登録の申込書も記入した。

 やっと、手続きというスタートラインに立てたのだ!

 満を持して、ゆうちょ銀行もとい、近所の郵便局へ最終遠征へ出発した(徒歩5分)

 -第5回郵便局遠征-
 全ての準備は整っていた。
 郵便局へ入ったらまず、書類に必要な印鑑を押す。
 個人的に朱肉を持っていないのだ。

 今日の窓口の担当の人はベテランっぽい人だった。
 何度も試行錯誤を繰り返している中で、向こうも僕が何が目的なのかわかっているのだろう。
 印鑑の書類と、クレジットカードの解約、年金の口座振替の申込用紙、通帳、ゆうちょのクレジットカード、身分証明書。
 溜まりに溜まったモノを、郵便局の窓口の人に全て放出する。

 しかし、相手も経験豊富なベテランだった。
 淡々とした様子で、まったく動揺した様子がなかった。
 複数の処理を同時進行するにあたって、時間がかかるという事でしばらく待つことになった。

 途中、印鑑や書類の訂正で呼ばれることがあった、淡々と処理が進んでいく。
 もはや不備はなかった。

 15分くらい待っただろうか、ベテランの職員さんから名前を呼ばれる。

 クレジットカードの解約と、印鑑の方は問題なく受理された。

 問題だったのは、年金の一括支払い。

 どうやら、今年度の一括支払いの方は、僕が持ってきた用紙だともう締め切りが切れているようで、そのまま提出すると、来年の処理として受け付けられるらしいという事で、ここにきて、そもそも申し込む書類の不備が判明した。

 そもそも、初心者なのだ、いろいろやってみたりしてきた人生の中で、なんどもわからん殺しにあってきた。

 割引目当てで一括で払いたかったのに、今年度は毎月払うことになるのか、と落胆していたところ、ベテランの人が「年金の支払い用紙ってお持ちですか?」と助け舟を出してくれた。

 こういうのは、慣れている人が見れば、情報の精査ができていない初心者よりも的確な情報を読み取ることができる。
 言われるままに、年金のよくわからない紙束を、職員さんに差し出した。

 で、結論から言うと、今年分も一括で払えることが分かった。

 たくさんある、領収(納付受託)済通知書の、4月と、前納と書かれた2枚でを使えば、今年の4月から来年の3月分までの支払いができるそうだ。

 こんな目の前に正解ルートがあったのに気づけなかった。

 口座振替と違いこちらの、領収何とかでの支払いで済む。
 つまりペイジーでオンラインで決済が可能なので、そちらから払おうと思う。

 初代ドラクエのスタート地点がラダトーム城の玉座の間からスタートするようになった話を思い出す。

 開発段階では電源を入れるとラダトーム城周辺のフィールド上からスタートする予定だったのだが、なにしろ当時は日本にコンピューターRPGの概念がほとんどなかった時代。
テストプレイヤーたちは「城のシンボルに触れると城に入れる」ことに気づくことができず、丸腰のまま敵と戦い回復手段がないままバタバタと死んでいった。
これではマズいと確信したエニックスはゲームのスタート地点を玉座の間に変更し、更に「王様の説明を聞くまで玉座の間から出られない」という状況に閉じ込めることでプレイヤーが否応なしにゲームの目的を知るようにレールを敷いた。
かくして「ストーリーの最初は街か城の中に出て簡単な説明を受ける」というDQのお約束が誕生したのである。

ドラゴンクエスト大辞典【ラダトーム】のページより

 同じような色とレイアウトの用紙が何枚もまとめて送られてくる、国民年金のこのデザインが悪い。
 
 これは、義務教育で教えるべき内容だと思う。

 僕の場合、最初の城の王様が、郵便局のベテラン職員さんだったので助かったが。
 つまり、郵便局はラダトーム城だった!?

 最初は何もわからずフィールドに突然投げ出されたような状態で始まった国民年金の支払いも、5回に及ぶ遠征の末、やっと正解が見つけられた。
 
 ちなみに国民年金は、1年でだいたい20万円。

 会社員だと、それが分かりづらい様、自動で引かれているが、1年間働いて、その1カ月分以上は年金で引かれている。

 んー、お金のこと考えると、嫌になるねぇ。
 知識がないと、困るねぇ。 

 あと、サムネ用作るにあたって、年金っぽいものとして年金手帳のちょっとしたイラストを描いたのだが、年金手帳、実物見たことないんですよね、親が持ってるらしいけど。


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