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脳タイプで求める欲求は異なる。欲求が違えば、考えも行動も変わる。

脳タイプが異なれば、別の生き物
だと述べましたが、それは何故でしょうか?前回の記事では、伝えきれなかった「欲求」についても触れながら、深く考えてみましょう。

この記事を読めば、私たちが生物として本能的に求める欲求、脳タイプごとに求める欲求が異なることを知ることができます。

本記事の内容は、大企業などを中心にワークショップ等を行うアイデア理論(財団法人ひらめき財団)の中身を含みます。

記事の内容は必要に応じて適宜アップデートしていきます。


目次は以下です。


先天的脳x後天的脳で欲求が決まる

考え方、好き嫌い、見た目、行動、仕草、癖、全ては脳が生み出しています。

腕組みも指組みも反対側にしようとするとなんだかしっくりこない人が多いのは、自分の意志ではなく、脳がそのように伝えているためです。これには逆らうことができません。

自分の癖については、生まれ持ってのものだと理解しやすいですが、性格や考え方は自分で作った。そう思いたいものです。しかしながら、脳が作り出したものであり、元々の脳には抗うのが難しいものなのです。

アイデア研究から着目するようになった欲求。
脳タイプの違いによって、どのような欲求を重視するかの違いがあることを発見しました。

財団法人ひらめき財団において完成させたアイデア理論。
その理論の中で欲求の研究を続けてきました。

脳の癖と求める欲求の相関関係が、脳タイプ診断の診断結果のベースになっています。その脳の癖というのは、次の2点の違いによって形成されます。

  1. 論理重視な脳、感情やイメージ重視の脳

  2. 視点・視座が高い脳、低い脳

これらは右脳と左脳のどちらを主体に脳を使っているのか?
それによる違いと言われています。
腕組み、指組みのチェックは、先天的な脳の違いを確認するためです。

それでは根本的な話として『欲求』というものについて確認しておきましょう。

人は欲求に従って行動している

欲求は24時間、絶えず休むことなく降り注いでいます。《飲食》の欲求を満たすために食事をしますし、《快楽》の欲求を満たすためにゲームをしたり、アニメを観たりします。寝ている時ですら《睡眠》や《健康》や《学び》などを満たしています。

意識していないことがほとんどだと思いますが、誰もが欲求を満たすために何らかの行動を選択しているのです。
さて、その「欲求」にそもそもどんな欲求があるのでしょうか。

アイデア理論では、アメリカの心理学者であるアブラハム・ハロルド・マズローが1943年に「人間の同期に関する理論」の中で発表した『欲求5段階説』を参考にして欲求を分類しています。

マズローの5段階欲求説

個々の欲求について詳しく解説する前にマズローの5段階欲求説について、見てみましょう。

ひらめき財団の「アイデア理論ワークショップ」や「じぶんワーク」において明らかになってきたのですが、欲求カード(欲求が記された19枚のカード)を欲求の重要度順に並び替えるというワークを行ってきました。
その並び替えの結果と脳タイプとに相関関係があることが分かったのです。

それぞれの脳がどういった欲求を重視する傾向が強いかは、脳タイプ診断結果にまとめていますが、人間の欲求は5段階の階層で表現され、《自己実現》に向けて段階的に上位の欲求を目指すと理論化したものです。
マズローの著書にはピラミッド階層についての言及はされていないのですが、ピラミッド状の階層で表現されることが一般的です。

マズローが提唱した人間の基本的欲求は、

  • 生理的欲求 (Physiological needs)

  • 安全欲求 (Safety needs)

  • 社会的欲求 (Social needs)

  • 尊厳欲求 (Esteem)

  • 自己実現欲求 (Self-actualization)

の5段階で低次の欲求である生理的欲求から高次の欲求に階層構造で構成されます。下位の欲求から満たしていき、段階的に上位の欲求を求めるというのが欲求段階説です。

新規事業やマーケティング、人材管理を含む会社経営などにおいて発表から70年が経過しようとしている今なお参考にされ続けている理論なのです。

欲求の5つの段階

第1段階:生理的欲求
《飲食》や《睡眠》など生命を維持するための生物として基本的・本能的な欲求です。


この先に含まれる

・残りの段階には、どのような欲求が含まれているのか
・それぞれの欲求は具体的に何を求めるのか
・そして脳タイプごとに求める欲求は何か

は購入者限定とさせて頂きます。

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