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脳は必ず感覚を忘れない 超瞑想状態になるコツとマイナスの感覚の恐怖

五感と瞑想と想像力


脳は必ず、とある感覚をいつまでも覚えています。
これは瞑想と精神世界の深みを追求する者にとって、利用しない手はありません。

「とある感覚」、これはどんな感覚なのだろうか?
五感と密接に結びついた感覚といっていいと思います。

何も非日常にだけ起こる感覚ではなく、生きていれば当たり前に味わってきた感覚です。

プルースト効果と潜在意識の記憶


その例として、思春期の男の人ならよくわかると思うのですが、部屋ではじめてHな雑誌を読んだ時の興奮、AVビデオを見た時の感覚は、例えば嗅覚と非常に密接に思い出すことができたりします。

あのとき、どんな感じの「匂い」だったのか、目を閉じて思い浮かべるだけで、あの時の感覚が蘇ったりします。
あの古き良き青春時代のドキドキ感を味わえたりするのです。
これは『プルースト効果』などと呼ばれています。

つまり自分にとって、決定的で絶対的な出来事は、脳は覚えているということです。
スポーツ選手なら、優勝した時の歓喜を味わっている脳は、必ずそれを覚えているはずです。

問題は、それをどうやって引っ張りだすかだけです。
引っ張りだす方法は、先ほど述べたような五感をフル活用することが大事です。
けっして知恵で導き出すことはできません。

瞑想状態、それも超がつくすごい瞑想の感覚を味わえる人は、みなそれがうまい人だと私は思います。
目を閉じ、あのときのすごい感覚をフワーッと思い浮かべるだけで、そんなに時間をかけずとも、ある世界に到達することができます。

瞑想がいつまで経っても効果が上がらない理由


ただし、超すごい感覚体験を味わったことがない人は、それができません。

そこに瞑想を一人で続けて暗中模索の中頑張り続けることの、一番の欠点があります。
自分で深い瞑想状態を味わえば、次からは知恵さえ使わなければ、感覚を思い出すだけで、再び深い状態に入っていきます。

しかし、その深い瞑想状態が脳に刻み込まれるレベルには達せないのです。
だから、永遠と堂々巡りをしてしまいます。
リラックス状態では、脳はすぐ忘れてしまいます。

いい想像力があれば瞑想もなんでもうまくいく


瞑想するにあたって想像力はとても大事な要素です。
この忙しい世の中で、あまり想像力を発揮する機会はないため、意図的に訓練をした方がいいと思います。
いかに知恵を使わないか、という思考もとても大事でしょう。

できる人間は、知恵が発達しているのではなく、感覚が発達しています。
カリスマ外科医は、技術が優れているのは当たり前ですが、何より感覚が抜群に優れています。
腕があるということは、そういうことなのです。


先に強烈な脳覚醒状態から瞑想を始めれば必ずうまくいく


そこで、瞑想状態を劇的に最高のレベルまで深めるために、脳が劇的な感覚を味わうことが大事ということになります。

そこで、私の先生である岩波先生がなぜすごいのか、なぜすごく絶賛されるのかは、その劇的な感覚を脳に一瞬で味合わせることができる技術を開発したからです。
誰でも何度か脳覚醒状態といわれる深い瞑想状態に誘導されたら、名僧の瞑想状態すら上回ってしまう深さを味わえます。

ちなみに自力で瞑想の訓練を経験したきた人のほうが、より深い超瞑想状態(脳覚醒状態)に早めには入れるでしょう。
独力での瞑想自体効果がなかったとしても、心に向き合う修業をすることが、ある意味において、心の扉を開くための訓練になっているから、劇的な超瞑想状態を味わえるのです。
その無駄になってきた蓄積が、岩波先生の神技の誘導技術で引き出されます。

ただし誘導技術がないと、無駄だったことは本当に無駄で終わってしまいます。
だから、瞑想を頑張ってきた人は、壁を破るためにも先生の技術を利用したほうが絶対にいいと思います。

岩波先生のプログラムを受けている人は、その劇的感覚体験を、眼を閉じ呼吸法をするときに、いやストレッチで脳と体の緩みを引き出す作業の時でも、少し想像力を駆使して思い浮かべてください。
何もしていないより、何倍もはるかに深く瞑想状態に、自力で入れるようになります。

これが脳は感覚を忘れないという性質を利用した瞑想法です。
だから、最初に脳が覚醒した状態を味あわせることが、何よりの近道なのです。


脳は忘れない、トラウマとフラッシュバックの恐怖


逆に脳の怖さを書いておきたいと思います。
脳は忘れないという性質の怖さは、トラウマとフラッシュバックです。
その辛い記憶があるかぎり、人は幸せに生きることはできません。

何年たってもその感覚が、その人の人生を苦しめてしまいます。
理性や忘却の力や意志の力では無くすことも隠し通すこともできません。

だから、なおさら超瞑想状態でトラウマ処理とリセットをしなくてはいけないのです。
脳に強く焼き付けられた悪い出来事は、脳に強く影響をあたえることができる超瞑想状態になってはじめて処理ができて、心が悪しき出来事から解放されるのです。

瞑想の訓練をする人は、自分の脳をまずは信じてください。
そして、かつて経験した強い感覚体験(もちろんプラスのものです)を知恵を使わずに、想像と五感で呼び出すことが出来れば、今の訓練は劇的に向上していくでしょう。

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