依存症の引き金になるもの
依存症の引き金になるのは脳に快適をもたらすものです。だからこそ誰にでも依存症の可能性があります。
それは脳内に神経伝達物質のドーパミンやセロトニン、オキシトシンを分泌するものです。
中でもドーパミンの影響は強力で人を多動にし衝動性を高め、興奮させ、調子に乗らせ、勢いづけ、たがが外れやすくします。
脳内麻薬と呼ばれるドーパミンは依存性が強く、誰もが渇望する物質です。不足すると意欲ややる気がなくなるので、無いと困るし、ありすぎると暴走の引き金になり、諸刃の剣です。
ドーパミンを出すものは
アルコール
ニコチン
カフェイン
ギャンブル
性的なもの
スマホ等(デジタル機器)
集団の力等があります。
その他にも、楽しい、面白い、嬉しい、気持ちいい、美味しい等、快の刺激を感じる物や行為から出ます。
ドーパミンを多く出すものは、脳の未熟な子どもの利用は制限されていますが、まだそうでないものもたくさんあります。その中で、大きな影響を及ぼしているそれがデジタル機器を利用したSNSやゲーム等です。使いすぎるとドーパミン漬けのブレーキのかかりにくい脳になる可能性があります。
ドーパミンはアドレナリンやノルアドレナリンの前駆物質です。怒りや闘争に結び付くアドレナリンやノルアドレナリンと繋がりやすく、暴力的な行為の引き金になる可能性もあります。過度の興奮をして、調子良くしている人が手のひらを返すようにころっと怒り出すことはよくあることです。
人間の言動を大きく左右する物質です。どう上手く付き合っていくかがとても大切です。
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