脳のコンディショニング No6~脳の基本的な特性~
今回から脳の特性理解について投稿します。脳の基本的な特性と障がい特性についてまとめていきます。
自己の脳の特性を知り、それに合わせてコンディショニングをする、他者の特性を知りそれに合わせて対応するのがとても大切なことです。
自己の脳の特性を知り、優れた特性を活かしたり、障がい特性を意識して注意したりすることは、幸せな生活を送るために欠かせません。
障がい特性を知り、他者の障がい特性を把握しながら対応すると相手は安心でき、特性の違いによる無用なトラブルを防ぐことができます。
障がい特性自体が悪いのではなく、無理解から来る周りの誤った対応が二次障がいを引き起こしそれが犯罪や事件、事故等の引き金になります。障がい特性を理解して対応することは二次障がいを防ぎ、最悪の事態を防ぐことになります。
特に教師には、障がい特性を把握して子どもに正しい対応が出来る柔軟な対応力が必要です。
人権教育がすべての教師に必須になっているように、特別支援教育、特別支援学級の担当も全ての教師が経験する必要があります。適切な対応力を身に付けるためには、実体験がとても重要です。
それでは脳の基本的な特性について見ていきます。
○基本的な特性
既に投稿している「脳について」「脳の特徴」で触れていることも振り返りながらまとめていきます。
・本能が強い
アクセルの役割をもつ本能がとにかく強いので、暴走しないよう注意が欠かせません。
・ネガティバイアス
ネガティブなことに注目し、ひかれます。相手の長所よりも短所に目がいってしまいます。何もしないとネガティブな方向に進んでしまいがちです。
・扁桃体ジャック
まだ脳が完成せず前頭前野が未熟な時期や様々な理由で前頭前野が弱まっている時は、扁桃体が脳の司令塔となり、前頭前野から主導権を奪う場合があります。感情的になり、暴走モードに入りやすくなるということです。
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